アニメーションの原点が詰まった｢フローティングペン｣発売中

　いくつもの画像をつなげることであたかも物体動き出して見える、そんな原理を詰め込んだボールペンが開発された。「フローティングペン」（Animation Floating Pen）と名付けられたボールペンだ。
　ボールペンを傾けて組み込まれた仕掛けを眺めると、あたかもアニメーションの様に描かれた人が動き出す。手のうえにいつでも6コマで動くアニメーションがのっているそんな個性的な商品である。

　人が動き出して見えるのは2つの見慣れた手法を組み合わせたものだ。ひとつは傾けるとボールペンの中の物体が上下に動き出すフローティングペン。お土産店などでお馴染みの商品だ。
　もうひとつは側面のスリットから回転する絵を覗くとあたかも絵が動いているように見えるゾートロープ（回転のぞき絵に）に似た原理だ。ゾートロープは、アニメーションの起源ともされているもので、商品の英語名「Animation Floating Pen」もこれに由来する。
　今回のボールペンはフローティングの動きにスリットを組み合わせる。2人が歩きだす「Walking」とす水泳をしている「Swimming」のふたつの商品となった。商品開発にあたっては、いかにも歩いているかのような微妙な動きのチューニングに6カ月以上の期間が注いだという。

　商品は文具やボールペンの専門店　五十音、信頼文具舗、パズル・マジックを紹介するMISDIRECTIONでも扱う。また、アマゾン・ドットコムでは「Walking」と「Swimming」がセットで税込1960円。いかにもアニメらしい手軽な商品として、プレゼントなどにも使えそうだ。

　　　　　　　　