そうしたキャンペーンの象徴となる企画がタワーレコード新宿店で行われ、早くも注目を浴びている。ビルの10Fに掲げられた巨大タペストリーである。このタペストリーの絵柄は店内に向けられており、窓一杯にエヴァ初号機の顔が広がる。あたかもビルの外にエヴァが存在し、タワーレコード新宿店を除いているかのようなアレンジとなる。タペストリーの展示は6月30日まで、期間限定のユニークな試みだ。
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「エヴァンゲリオン×TOWER RECORDS」“SYNCHRO THE MUSIC”はキングレコードの全面協力を得て、新宿だけでなく全国の店舗で行う。なかでも同社の期間店舗である渋谷店では、「“SYNCHRO THE MUSIC”エヴァ・パネル展 @渋谷店」と題した展示会を行う。
5月25日から6月7日まで1階ラウンジスペースで様々な展示する。「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破」特集で注目された雑誌「CUT」2009年8月号の描き下ろしイラストのパネル展示、エヴァンゲリオン初号機ヒューマンスケールフィギュア、式波・アスカ・ラングレーと綾波レイの等身大フィギュアも人気を呼ぶだろう。
各店舗、そしてタワレコードオンラインショップでは、今回のBD、DVDの購入者に鈴木俊二さん描きおろしをはじめとするオリジナル特典ポストカードを1枚プレゼントする。
さらにオリジナルコラボレーショングッズの販売など、映像パッケージだけでなく周辺ビジネスの展開を図る。BD、DVD発売をひとつのイベントと捉えて、イベント関連事業として展開する構えだ。
タワーレコードによる「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破」への力の入れ様は、これまでのアニメ映像パッケージのプロモーションの常識を超えるものだ。これは映像パッケージビジネス全体が縮小に向うなかで、その減少率が低いアニメ作品が、DVD・BDのビジネスで相対的に存在感を増しているという事情もあるだろう。
今回のエヴァだけでなく、作品へのロイヤリティの高いアニメファンを顧客として取り込みたいという思惑はあるに違いない。それと同時に、メディアの注目度が高い「ヱヴァンゲリヲン新劇場版」とタイアップすることで企業ブランドを大きくアピール出来ることも理由のひとつだろう。
「エヴァンゲリオン×TOWER RECORDS」
“SYNCHRO THE MUSIC”キャンペーン
/http://tower.jp/eva