米沢嘉博記念図書館 アニメ雑誌1800冊の公開開始
明治大学が運営する米沢嘉博記念図書館は、2010年4月25日から10数万冊に及ぶ蔵書のうちアニメ雑誌およそ1800冊の公開を開始した。この1800冊は蔵書検索システムにより検索が可能なほか、リスト化された一覧を閲覧室で確認出来る。
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また、1800冊のうちおよそ500冊は図書館2階の閲覧室に並べられ、手に取りながら確認出来る。閲覧室の並べられるのは、副本と呼ばれる2冊以上蔵書のあるものの一冊である。アニメ雑誌がそのまま閲覧できる国内最大級の図書館となりそうだ。
今回公開された雑誌で最も多いのは「月刊アウト」の299冊、次いで「アニメージュ」201冊、「アニメディア」167冊となっている。このほか「アニメック」、「マイアニメ」、「ジ・アニメ」など既に休刊となっている雑誌も多く含んでいる。また、「月刊アウト」をはじめ、「ファンロード」、「アニパロコミックス」など同人誌活動と結ぶつきの強かった雑誌に強みをみせる。
アニメ文化の文献調査やアニメーション研究に、今後多くの人に利用され、大きな威力を発揮しそうだ。
米沢嘉博記念図書館はマンガ評論家などで知られる故米沢嘉博氏の蔵書、資料をもとに2009年10月に東京・千代田区に開設された。記念図書館はその英語の名称Yoshihiro Yonezawa Memorial Library of Manga and Subculturesが示すように、マンガとアニメ、音楽、映画、SF、同人誌などのサブカルチャーの関連書籍、資料などを所蔵し、研究者や学生のために公開する。
現在明治大学は、世界有数のマンガ、アニメ、ゲームのアーカイブ施設の設立準備を進めている。その先駆的な施設の位置づけにもある。
今年3月には同人誌3000冊の公開開始している。今回のアニメ雑誌の公開はそれに続くものである。オープンから半年で、順調にその活動広げている。
米沢嘉博記念図書館
/http://www.meiji.ac.jp/manga/yonezawa_lib/index.html
米沢嘉博記念図書館情報
/http://d.hatena.ne.jp/yonezawa_lib/
《animeanime》