アニメ「水木しげるの遠野物語」4/24から市立博物館で限定上映
民俗学者柳田國男さんの名著『遠野物語』を水木しげるさんがマンガ化した『水木しげるの遠野物語』(小学館刊)が、このほどアニメ化された。4月24日からリニューアルオープンする岩手県・遠野市の遠野市立博物館で限定上映を開始する。
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映画では『遠野物語』のなかでも特に知られた説話「河童淵」と「オシラサマ」を題材に取り上げる。映画製作は小学館集英社プロダクションが行い、アニメ『ゲゲゲの鬼太郎』シリーズなどの東映アニメーションが制作をする。制作にあたっては、過去の水木作品アニメ化スタッフも参加した。さらに羽佐間道夫さん、野沢雅子さんの大物声優が声の出演をする。
今回の企画は、今年2010年が『遠野物語』の発刊100周年を迎えたのを記念するものである。遠野市は現在、地元が生み出した名著を記念した「『遠野物語』発刊100周年記念事業」を展開している。この事業の一環として遠野市立博物館のリニューアルが行われ、『水木しげるの遠野物語』アニメにその目玉として白羽の矢が当たった。市立博物館限定上映として、『遠野物語』発刊100周年を盛り上げる。
遠野市立博物館はこのほか、『水木しげるの遠野物語』に登場するカッパを100周年事業のオフィシャルサポートキャラクターに就任させた。「かたるくん」と命名されたカッパは、今後フィギュアやTシャツ、おみやげお菓子などの商品への登場が検討されている。
また、かたるくん以外の『水木しげるの遠野物語』のキャラクターも、告知ポスターや遠野物語再発見スタンプラリー、市内観光マップ、市職員名刺、公用封筒まで幅広く活用される。水木キャラクターが様々なシーンで登場する。
小学館集英社プロダクションは、キーホルダーやストラップといったキャラクターの商品化に力を入れる。今後は、遠野市やJRとも連動を図り、水木キャラクターを使った100周年のPRをさらに盛り立ている。
『遠野物語』発刊100周年記念事業 /http://tono100.com/tono100/
小学館集英社プロダクション /http://www.shopro.co.jp/
「水木しげるの遠野物語」
小学館 価格:1300円(税込)
《animeanime》