マンガミュージアム 本年展覧会テーマに西原理恵子、やなせたかし
京都国際マンガミュージアムは、2010年に開催する4つの展覧会のテーマを公表した。春、夏、秋の3つの特別展と春の祭典である「京都マンガフェスタ2010 KYOTO MANGA FESTA 2010」である。
春の特別展は「西原理恵子博覧会 バラハク」、秋の特別展は「やなせたかし
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春の特別展は「西原理恵子博覧会 バラハク」、秋の特別展は「やなせたかしの世界(仮題)」として、それぞれ作家中心の展示とする。これに対して夏の特別展は、「フィギュアの系譜―土偶から海洋堂まで」のタイトルのもとキャラクター造形などで人気を集めるフィギュアを取上げる。
「西原理恵子博覧会 バラハク」は、3月20日から5月9日まで開催。西原理恵子さんのマンガ画家生活25周年を記念したものである。
マンガ家活動の過去と現在を一望したものとなる。マンガミュージアムによれば、マンガ作品の原画だけでなく、取材写真や作品の制作資料も多数展示する。『毎日かあさん』のアニメ化をはじめとする映像化、メディア展開も広がるなど、ますますアクティブに活動する西原理恵子さんだけに充実したものになりそうだ。
「やなせたかしの世界(仮題)」(10月2日~12月26日)は、『アンパンマン』の作者として広く知られるやなせたかしさんの多様な作品展開を紹介するものだ。
マンガミュージアムはやなせさんを もともとは大人向けのマンガ家として出発したとして、詩人や編集者、キャラクターデザイナーなどの多彩な才能を持つアーティストとして取上げる。テーマは、やなせたかしさんの世界の再発見となりそうだ。
7月10日から9月26日まで、展覧会の中心となる夏休みに行われる「フィギュアの系譜―土偶から海洋堂まで」は、子供だけでなく大人たちにも人気を呼びそうだ。日本のポップカルチャーを代表するアイテムともなっているフィギュアの文化を、土偶や埴輪の時代まで遡って考える。現在のフィギュアでは、海洋堂のフィギュアを展示すると同時に日本の人形文化を解説するユニークなものである。
「京都マンガフェスタ2010 KYOTO MANGA FESTA 2010」は、マンガミュージアムが毎年春に行うマンガを中心としたコラボレーションイベント。マンガと音楽、マンガと料理など様々な視点からマンガの楽しさを提案する。
こうした特別展のほかにも、マンガミュージアムは展示会やイベントを随時行っている。また、開館以来行われているマンガ文化の研究や調査をもとにしたシンポジウムなどは、専門家から高く評価されている。
エンタイテイメント、学問、情報、様々なマンガの拠点として、2010年も京都国際マンガミュージアムの活動は注目を浴び続けるだろう。
京都国際マンガミュージアム /http://www.kyotomm.jp/
《animeanime》