セルシス第3四半期 ビューア、制作ソフトとも高い伸びに
電子書籍ビューアやアニメ・マンガ制作ソフトのセルシスは、平成21年10月期第3四半期(20年11月~21年7月)の決算発表を行った。期中の売上高は19億1000万円(前年同期比10.5%増)、営業利益は2億3800万円(同17.5%増)、経常利益は2億3800万円(同18.1%増)、四
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こうした業績の底堅さは、引き続き業界全体が堅調だった電子書籍サポート事業、そして再び成長軌道に乗ったソフトウェア関連のクリエイターサポート事業に支えられている。
電子書籍サポート事業は、引き続き電子書籍ビューア「BookSurfing」が好調だった。電子コミックを中心に、導入サイトが増加した。7月末で「BookSurfing」を導入するサイトは、主要3キャリアで813まで拡大した。これは前年同期比で37.8%増になる。
これにより同事業の売上高も、27.4%増の13億4500万円となった。今後はビジネス拡大を視野に、ビューアだけでなく、電子書籍配信のソリューションサービスにも力を入れるとみられる。
一方、アニメやマンガ制作のためのソフトの開発・販売を行うクリエイターサポート事業も好調だった。売上高は前年同期比27.3%増の3億1700万円である。
近年は主要ソフトが行き渡ったことから業績が伸び悩んでいたが、マンガ制作のComicStudio、アニメ制作のRETASに加えてイラスト制作のIllustStudioの販売を開始した。また、ComicStudioは堅調に推移し、RETASについてはこれまでプロ仕様としていたソフトを一般ユーザー向けにRETAS STUDIOとして販売したことが成功した。
モバイルコンテンツ制作事業は、売上高2億2800万円と、前年同期比で41.5%減と大きく減少した。全体では、電子書籍とソフト関連の事業の比重が増したことになる。
前年比の業績では好調さが目立つセルシスだが、同社の発表する平成21年10月期の通期業績予想には、現状ではやや厳しい数字となっている。
売上高の達成率は7割弱、営業利益、経常利益はいずれも5割に達していない。期末に向けて、どれだけ売上げと利益を積み上げられるかが鍵になりそうだ。
セルシス /http://www.celsys.co.jp/
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