コミックマーケットがシンポジウム 学術的視点からその機能を考察
コミックマーケットを運営するコミックマーケット準備会・有限会社コミケットは、この夏に行われるコミックマーケット76に合わせた大型シンポジウムを開催する。
8月14日に東京ビッグサイト 会議棟 国際会議場で行われる「ユーザが産み出す超多様性市場としてのコミ
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8月14日に東京ビッグサイト 会議棟 国際会議場で行われる「ユーザが産み出す超多様性市場としてのコミックマーケットとその今後」である。マンガ、アニメ、ゲームの巨大イベントとして世界中に知られるコミケについて、学術的な視点から考察するものとなる。
コミックマーケットは現在、開催3日間で3万5000サークルが出展し、55万人の来場者が訪れる。世界最大級のサブカルチャーのイベントであることは、あらためて説明するまでもないだろう。
シンポジウムの狙いは、こうしたイベントが社会システムとネットワーク経済にどう関わっているかを明らかにすることである。現在コミケで取り扱われるジャンルは、マンガ、アニメ、ゲームを超え大きく広がっている。表現方法もマンガ、イラストレーションだけでなく、ゲームソフトやCD、映像など様々だ。
主催者ではコミケを多様な創作活動が一堂に会する「場」として捉える。その市場的機能が、コンテンツにおける創造、流通と消費の各プロセスにどう関わっているか、社会にどのような影響を与え、関わっているかをシンポジウムで取りあげるとしている。
シンポジウムのパネリストにはコミックマーケット準備会共同代表の筆谷芳行さんのほか、アカデミックの場から出口弘東京工業大学教授、田中秀幸東京大学准教授を招く。また、モデレータを東京工業大学と東京大学で特任講師を務める中村仁さんが務める。
コミックマーケットに関するシンポジウムこれまでにもあるが、今回は主催者自身がイベントが開かれている会場で行うことが特徴になる。シンポジウムでの討論されている現象が、目の前で実際に起こっており、それを確認しながらとなる。討論を理解するうえで、これ以上のシチュエーションはないだろう。
参加は無料、事前受付のほか当日の受付も行う。詳細はコミケットWeb サイトにて確認出来る。
コミックマーケットシンポジウム
「ユーザが産み出す超多様性市場としてのコミックマーケットとその今後」
主催: コミックマーケット準備会
開催日時:
2009年8月14 日(金)13時~14時(コミックマーケット76:1日目)
会場: 東京ビッグサイト 会議棟7F 国際会議場
登壇者:
パネリスト
出口 弘 (東京工業大学教授)
田中秀幸 (東京大学准教授)
筆谷芳行 (コミックマーケット準備会共同代表)
モデレータ
中村 仁 (東京工業大学特任講師・東京大学特任講師)
参加費: 無料
申込方法: 事前受付及び当日受付(詳細は下記コミケットWeb サイトにて)
/http://www.comiket.co.jp/info-a/C76/C76symposium/
問合せ先: コミックマーケット準備会シンポジウム事務局
〒155-0032 世田谷区代沢2-42-11 池の上駅前郵便局留
MAIL /koho@comiket.co.jp
《animeanime》