動画革命東京は、シンクの子会社であるアニメイノベーション東京と東京都などでアニメーション作品の制作支援を行っている。
会場では、まず上海で運営が開始される「上海文化産権交易所」の挨拶と概要説明がなされた。その後、動画革命東京の第11期支援作品が発表された。
今回発表されたのは4作品である。リアライズ・プロセスデザインのNAOYA氏による『魔法使いハーレイ まほうのチカラ-Power of Magic-(仮)』、東京工科大学片柳研究所「クリエイティブ・ラボ」(代表:三上浩司氏)による『Yokai』、山下裕智氏の『Super Strings』、田澤潮氏の『一輪者(仮)』となっている。
NAOYA氏の『魔法使いハーレイ まほうのチカラ-Power of Magic-(仮)』は、映画館などの解像度が高い大型スクリーンでの視聴を目的としている。東京工科大学片柳研究所「クリエイティブ・ラボ」の『Yokai』は、その名の通り妖怪をモチーフとして日米合作が行われる。
山下氏の『Super Strings』は、「あやとり」を題材にしたネイチャーパンクSFを予定している。また会場では、応募段階で送られてきた山下氏のデモムービーが特別上映された。
田澤氏の『一輪者(仮)』は、爽快なアクションを予定している。田澤氏は新海誠監督の『雲のむこう約束の場所』キャラクターデザインと作画監督、『大成建設テレビCM』の監督などを務めていることでも知られる。
そしてピコグラフの『TAILENDERS』が上映された。先の時間にステージIIで宇木敦哉氏の『センコロール』がアニプレックスからリリースされることが発表されたが、『センコロール』の制作には大学同期の友人たちで結成されたピコグラフも手伝っている。
動画革命東京は現在、第12期の作品も募集しており、その締め切りは3月末とナッている。第12期が応募の最終となっているので注意が必要だ。
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一方、動画革命東京とは別に、シンクがプロデュースしている作品の紹介も行われた。RA-SENの『戦国驍刃 Dullahan -デュラハン- 【下弦の継承者】』のトレーラーも上映された。
RA-SENの作品は、宮城・仙台アニメーションコンテストの自由課題部門で最優秀賞を受賞したものをグレープシティが制作している。シンクではこのほか、そにしけんじ氏の漫画を原作としてアニメーション化した『猫ラーメン』などもプロデュースしている。
【真狩祐志】
動画革命東京 /http://www.anime-innovation.jp/
TAILENDERS /http://www.tailenders.com/
シンク /http://www.think.ne.jp/
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