「シティハンター」 韓米合作でテレビドラマ化
韓国の公営放送KBSなどの報道によれば、北条司の人気マンガが韓国と米国の共同製作によりテレビドラマ化されるという。韓国のプロダクションSSDと米国のFOXテレビスタジオが、共同出資、製作、流通を行うとしている。
作品は1シーズン13話の数シーズンから構成され
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作品は1シーズン13話の数シーズンから構成され、『私の頭の中の消しゴム』に出演したチョン・ウソンが主人公冴羽獠演じるとしている。放映チャンネルは未決定だが、米国での放映が期待されている。来年から東京とソウルで撮影に入ると伝えている。
『シティハンター』は北條司さんの代表作で、1985年から91年にかけて週刊少年ジャンプに連載された人気作品である。凄腕の始末屋「シティハンター」こと冴羽獠が、依頼された仕事をこなすアクションマンガだ。少しスケベな主人公とパートナーの香を中心に、ハードさとコメディがミックスされ魅力的な作品となっている。
作品は日本だけでなく、海外、特に東アジアの各国で人気が高い。これまで国内で度々アニメ化されたほか、1993年には人気俳優ジャッキー・チェンが主役、ゲストヒロインを後藤久美子が演じた実写映画版が製作されている。今回のドラマ版が実現すれば、香港と韓国の2カ国で実写化されたユニークな作品となりそうだ。
SSDは韓国のプロダクションで、日本でも人気を呼んだテレビドラマ『太王四神記』の出資企業として知られている。また、FOXテレビスタジオは、ニューズグループの映画事業部門FOX系のテレビ番組プロダクションである。
チョン・ウソン主演のテレビドラマ『シティハンター』は、2007年にも日本のテレビドラマとして今回と異なる企業の枠組みで製作されると報道されたことがある。その際の企画が、今回異なるかたちで復活したとみられる。
韓国では日本のマンガを原作にした実写映画『オールドボーイ』が国際的に高く評価されているなど、日本のマンガ、映画、テレビドラマを原作とする映像作品が少なくない。特に最近は『花より男子』のテレビドラマ化のほか、『西洋骨董洋菓子店』の実写映画製作、『神の雫』のドラマ化決定など話題作が相次いでおり、日本コンテンツの映像化に加速がついている。
今回のSSDと米国のFOXテレビスタジオの『シティハンター』のテレビドラマ化は、それがさらに海外共同プロジェクトに広がったかたちである。
KBS /http://english.kbs.co.kr/
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