「ロボット」をテーマにWeb企画展 ガンプラやロボットアニメも
日本のメディア芸術の振興を目指す文化庁メディア芸術祭は、展覧会場を利用した企画展や上映会などに加えて、インターネットを通じた作品や文化紹介を行っている。
そのひとつがウェブ上を会場に見立てたウェブ企画展「日本のメディア芸術」である。この「日本のメ
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そのひとつがウェブ上を会場に見立てたウェブ企画展「日本のメディア芸術」である。この「日本のメディア芸術」では、キュレイターや専門家が推薦する「日本らしさ」が感じられる作品をさまざまな視点から紹介する。また、著名人とアーティストとのトークセッションを掲載するなど、ウェブから作品とオピニオンを伝える。
そのウェブ企画展の第2弾として、12月25日から「夢と技術~未来を描くジャパニーズロボット~」が公開を開始した。この企画では、アート領域とテクノロジー領域の融和の象徴として「ロボット」をテーマに取り上げている。
また、しばしば指摘される日本のロボットアニメの国内ロボット工学に対する影響の見地から、アニメについても大きく内容が割かれる。日本の最先端のロボットの現状とフィクションの中にあるロボットが並列されるメディア芸術祭ならではのユニークな企画となっている。
展示は「メディアアートのロボット的表現」、「未来へつながる日本のロボットイズム」、「変化し融合するロボットカルチャー」、「ロボットクリエイト最前線」の4つのゾーンによって構成される。
「メディアアートのロボット的表現」は、現代美術家のヤノベ ケンジさんや明和電機さんらを取り上げて、アートとロボットの関係性を探る。また、「未来へつながる日本のロボットイズム」では、鉄腕アトムやガンダム、エヴァなどが登場する。
さらに「変化し融合するロボットカルチャー」では、『超電磁ロボ コン・バトラーV』、『ガンプラ』、『トランスフォーマー』を特に取り上げ、ロボットとカルチャーシーンの関係を探る。さらにトークセッションで、ヤノベ ケンジさんとロボット研究者の古田貴之さんがロボットアニメについて語るなど、企画展全体にアニメの影が大きく感じられる。アニメファン、ロボットファンにとって非常に興味深いものとなっている。
このウェブ企画展は、この後も第5弾まで予定をしている。その中には、マンガとアニメと中心に取り扱う『「表現と余白」~マンガとアニメの底力~』も含まれている。
こちらでがさらに本格的にマンガとアニメについて語られると見られるので、今後のシリーズ企画の公開も目が離せない。
ウェブ企画展<日本のメディア芸術>vol.2
「夢と技術 ~未来を描くジャパニーズロボット~」
/http://plaza.bunka.go.jp/museum/webmuseum/
□展示構成
ZONE1 「メディアアートのロボット的表現」
ジャイアント・トらやん/ヤノベ ケンジ
Object B、Object B VS/エキソニモ
ツクバシリーズ/明和電機
内燃機関省/岸 啓介
ZONE2 「未来へつながる日本のロボットイズム」
ロボットヒーロー誕生
列伝ロボットアニメ
企業ロボット進化中
ロボット産業の新潮流
ZONE3 「変化し融合するロボットカルチャー」
超電磁ロボ コン・バトラーV
ガンプラ
トランスフォーマー
ZONE4 「ロボットクリエイト最前線」
fuRo 千葉工業大学 未来ロボット技術研究センター
ロボ・ガレージ
進化するホビーロボット
□トークセッション
ヤノベ ケンジ(アーティスト)×古田 貴之(ロボット研究者)
□作品推薦協力
石黒浩 (大阪大学大学院教授)
伊東順二 (美術評論家、アート・プロデューサー、富山大学教授)
岩田洋夫 (筑波大学教授)
高橋智隆 (ロボットクリエイター、ロボ・ガレージ代表)
樋口真嗣 (映画監督)
《animeanime》