この『Peeping Life』は、半笑い脱力系の即興芝居とCGアニメーションを融合させた、CGアニメのムダ使いによるショートコメディーとしている。

(c)FOREST Hunting One/ BROSTA TV LLC. /CoMix Wave Films
『Peeping Life』の制作を行っているのは森りょういち氏である。森氏は今年、東京国際アニメフェア2008のクリエーターズワールドにも出展していた。
今回制作された『Peeping Life』からは、森氏が過去に制作した『EACH LIFE』の手法が見てとれる。『EACH LIFE』は、2006年にNHK BS2で放送されているデジタル・スタジアムでベストセレクションとなったほか、デジタルクリエイターズコンペティション2007で優秀賞を受賞している作品だ。
『EACH LIFE』でも会話を主体としており、登場するキャラクターの身振りがアクセントとなっていた。その手法からはモーションキャプチャーを思い浮かべるかも知れないが、実写で撮影した人物の動きに合わせてモーションを手付けしている。『Peeping Life』でCGアニメの「ムダ使い」と銘打たれている理由の1つがそこにある。
この『Peeping Life』は今後、「ブロスタ.TV」での放送以外でも様々なメディア展開を予定している。
【真狩祐志】
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