第4回吉祥寺アニメーション映画祭 受賞作品発表
10月11日、武蔵野商工会館4階のゼロワンホールで第4回吉祥寺アニメーション映画祭が開催され、各受賞作品が発表された。
吉祥寺アニメワンダーランドの1イベントとして2005年から開始された吉祥寺アニメーション映画祭では、上映作品を一般からの公募により受け付け
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吉祥寺アニメワンダーランドの1イベントとして2005年から開始された吉祥寺アニメーション映画祭では、上映作品を一般からの公募により受け付けている。上映作品の選考はコンテスト形式で行われ、映画祭当日にグランプリ以下の各賞が決定する。
例年編集家の竹熊健太郎氏、アニメ評論家の氷川竜介氏、アニメーション史研究家の津堅信之氏、スタジオ4℃やコアミックスが作品を選考している。今回は新たにスタジオディーン、ぴえろ、三鷹の森ジブリ美術館も審査に参加した。
今回の一般部門のグランプリには、岩井澤健治氏の『福来町、トンネル路地の男』が選ばれた。この作品は、今春の第6回インディーズアニメフェスタでもグランプリ<三鷹賞>を受賞している。また、東京ネットムービーフェスティバル2008にもノミネートされており、こちらでも何らかの受賞が期待される。
昨年より新設されたギャグアニメ部門のグランプリには、中川悠氏の『OT'S おっさんとその他 第1話/第3話』が選ばれている。軽妙な会話劇でテンポよく見せる作品だ。
優秀賞には、濱村敏郎氏の『キリのいる風景』、審査員特別賞に倉田愛実氏の『シェルター』と奥野史恵氏の『ぼくのママ』となった。倉田氏の『シェルター』は、昨年のBACA-JA2007で特別賞、今年のひめじ国際短編映画祭でグランプリも受賞している。
また、仁藤潤氏の『JIRO AND MIU』がスタジオ4℃賞、にじたろう氏の『ブッチ』がコアミックス賞となっている。
仁藤氏の『JIRO AND MIU』は、今春の東京国際アニメフェア2008の第7回東京アニメアワード公募部門でTOKYO MX賞でもあった。にじたろう氏は、別の作品『うさむくん』もギャグアニメ部門にノミネートしている。『うさむくん』では、東京コンテンツマーケット2008のTCMアワード2008でeyeVio賞、東京ネットムービーフェスティバル2008で佳作となっている。
そして、昨年『雲の人 雨の人』でノミネートしていた上甲トモヨシ氏の『BUILDINGS』がぴえろ賞、八木智子氏の『Shift』がスタジオディーン賞に選ばれた。
八木氏の『Shift』は、第6回インディーズアニメフェスタでも渡辺純央賞を受賞している。
【真狩祐志】
吉祥寺アニメーション映画祭 /http://www.kichifes.jp/animation/
たけくまメモ /http://takekuma.cocolog-nifty.com/blog/
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第4回吉祥寺アニメーション映画祭 受賞作品一覧
グランプリ
一般部門: 『福来町、トンネル路地の男』 岩井澤健治
ギャグアニメ部門: 『OT'S おっさんとその他 第1話/第3話』 中川悠
優秀賞
『キリのいる風景』 濱村敏郎
審査員特別賞
『シェルター』 倉田愛実
『ぼくのママ』 奥野史恵
スタジオ4℃賞
『JIRO AND MIU』 仁藤潤
コアミックス賞
『ブッチ』 にじたろう
ぴえろ賞
『BUILDINGS』 上甲トモヨシ
スタジオディーン賞
『Shift』 八木智子
《animeanime》