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プロ野球を舞台にしながらも、主人公 渡久地東亜らが仕掛けるギリギリの深層心理を突いた勝負が作品の見せ場になっている。野球ファンは勿論、たとえ野球を知らなくても、その緻密なドラマと心理エンタテインメントに惹かれる違いない。
アニメ制作は、人気マンガを原作に『MONSTER』や『DEATH NOTE』、『逆境無頼カイジ』など数々の名作を生み出してきたマッドハウスである。そして監督の佐藤雄三さん、シリーズ構成の高屋敷英夫さんは、『逆境無頼カイジ』、『闘牌伝説アカギ』でも、緊迫感溢れるドラマを作り出している。シリアスでハードなタッチで、視聴者のアピールするこれらの人気作品の系譜にあるのが『ONE OUTS』だ。
さらに番組の主役渡久地東亜の声優を、『カイジ』、『アカギ』に続いて、萩原聖人さんが行う。萩原さんの声もこの作品の魅力のひとつである。
その萩原聖人さんは、放送開始に先立って行われたアフレコ記者会見で作品の魅力を語っている。「野球が大好きですし、超気持ちが入っています。野球は心理ゲームの要素が大きいゲームですが、本作品はさらにふみこまれた戦略、戦術の極みが書かれています」と話す。
そのうえで「それを僕なりに演じて東亜に命をふきこめたら幸せだと思っています。奇才でクールである東亜の性格は以前僕が演じた作品の主人公に似ているところもありますが、オリジナリティを出せるように頑張ります。決して視聴者の期待を裏切らないよう、東亜を演じられればと思っています」と作品への高い意気込みを見せた。
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また佐藤雄三監督は、「原作が面白いので原作をどう再現するかに重点を置いております。いかにうまくまとめていくか、というのが難点ですね。主人公・東亜のカリスマ性が高いので、東亜の魅力を十分に引き出していきたいと思います」と主人公の魅力が作品の中心になることを紹介する。
そして、「アカギ、カイジのスタッフ陣が制作を担当するのでチームワークはバッチリです。プロデューサーはよく萩原さんに合った作品を見つけてくるなと思います」とアカギ、カイジに続く人気作品になりそうな気配を感じさせる。
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「主役の萩原聖人さんはこの作品の主演に自らオファーをされました。「LIAR GAME」で一世を風靡した甲斐谷先生の名作マンガをアニメ化します。野球やアニメを見たことがない人が見ても楽しめる素晴らしいアニメになると思っています。野球に興味のない女の子も惹き付けるような、いい作品を共演者の方と力を合わせて作っていきたいです」とチームワークのよさをアピールした。
原作者の甲斐谷忍さんは「僕の描いた作品の中で一番長く連載された作品なので、特別思いいれも大きく、このタイミングでアニメ化というお話をいただきとても嬉しいです。主人公の東亜役が萩原聖人さんに関しては、配役が決まる前からこうなるだろうと予感していました(笑)」とアニメ化への大きな期待を語った。
(c)甲斐谷忍/集英社・VAP・マッドハウス・NTV・D.N.ドリームパートナーズ
ONE OUTS ―ワンナウツ― /http://www.ntv.co.jp/oneouts/