『スカイ・クロラ』「スカイ・ウォーカーサウンド」で米国プレミア試写
8月2日に劇場公開する押井守監督の最新作『スカイ・クロラ The Sky Crawlers』の試写会が、サンフランシスコ郊外にある「スカイ・ウォーカーサウンド」内のスタッグシアターにて行われた。7月3日に東京国際フォーラムで行われるジャパンプレミアに先がけた米国でのプ
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試写会には押井守監督と、主人公・函南優一役の加瀬亮さん、草薙水素役の菊地凛子さんが出席した。また、今回の試写会には特別に招待された映画関係者と一般の観客ら約300名が来場した。スカイ・ウォーカーサウンドで監督とキャストが来場してのプレミア試写会は、今回が初の試みである。
「スカイ・ウォーカーサウンド」は、1971年にジョージ・ルーカスが設立した音響スタジオである。『スターウォーズ』などの映画はもちろん、テレビゲームなどの音響作業も行っている。住所は一般公開されていないという映画ファンにとっても憧れの場所である。
『スカイ・クロラ』の音響作業は、同スタジオで2008年2月に行われている。また先頃7月12日から限定公開と発表されたリメイク作品『GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊2.0』の音響も同所で行われている。押井監督が大きく信頼する名門スタジオでの米国初披露である。
加瀬さん、菊池さんはそれぞれ『硫黄島からの手紙』、『バベル』でハリウッドデビューをしており、米国でも顔なじみの役者である。ふたりが舞台挨拶を流暢な英語で行った後、ティーチイン(質疑応答)が行われた。
ここでは「なぜ戦争は終わらないのか?」「日本のアフレコについて」といった質問がなされた。加瀬さんは「スカイ・ウォーカーサウンド」での経験を 「世界一の音の環境で見られて、改めてすごい作品だと思った。前に座っていた子供が、最後まで画面にくぎ付けでうれしかった」と語った。
菊地さんは「国の感覚の違いみたいなものがあって、新しい発見があった。今日ここに来られて良かった」と手応えを感じているようだ。
映画は既にアジア圏では韓国、タイ、シンガポール、マレーシアでの公開が決定しているほか、また、押井作品の人気が高いヨーロッパでもすでに配給が決定している。
さらに香港、台湾は現在最終交渉中、今回のプレミアが行われた米国でも複数のメジャーと全米に向けた配給獲得が進んでいる。世界的に評価の高い押井監督だけに、既に世界に向けての展開が進んでいるようだ。
スカイ・クロラ The Sky Crawlers 公式サイト /http://sky.crawlers.jp/
《animeanime》
