押井守×平田秀一 3D仮想空間で都市づくり
アニメ映画の巨匠2人がインターネット上の仮想空間都市に参加する。株式会社ココアが運営する和製3D仮想空間(メタバース)「meet‐me」に構築する「TOYOTA METAPOLISE」に、アニメ監督の押井守氏とアニメ美術監督平田秀一氏が協力を行う。
「TOYOTA METAPOLISE」
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「TOYOTA METAPOLISE」は、「meet-me」上の若洲エリアに構築され、4月17日にオープンしている。「meet-me」は、実在の東京の街をインターネット空間に置き換えたもので、開発区域は現実世界の若洲エリアと同様約200万平方メートルを想定している。エリア開発のコンセプトは、「都市と自然の共生」、「歴史と近未来の共生」である。
押井氏はこの「TOYOTA METAPOLISE」の都市デザインの監修、平田秀一さんは作画を手がける。両氏は近未来の電脳世界を描いた劇場アニメ『GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊』や『イノセンス』でよく知られているから、現実の仮想空間のデザインを行うのはアニメの世界ともオーバーラップするから面白い試みである。
「meet-me」は株式会社ココアを中心に、日本の企業が中心になって運営を行っている。コンテンツパートナーとして、『GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊』や『イノセンス』などのアニメ制作を行ったプロダクション I.Gがコンテンツパートナーとして参加をしている。また、アニメスタジオのぴえろ、ネット上の画像権利を管理するコービスも、同じくコンテンツパートナーとなっている。
また、「TOYOTA METAPOLISE」は、その名前の通り自動車会社トヨタのコンセプトエリアである。トヨタの新車発表イベントなどを開催するイベントホールやバーチャルカーの購入、試乗体験が出来るオートモール、さらに歴代のトヨタ車と未来のコンセプトカーなどが展示されるミュージアムが設けられる。このほかコミュニティ広場や居住施設となるレジデンスなどのオープンも予定している。
大手自動会社とアニメスタジオのインターネット上のコラボレーションという点でも、面白い試みとなっている。
「meet-me」 /http://www.meet-me.jp/
《animeanime》