「実写版の宮崎アニメ目指す」 米TVアニメ映画化で監督語る
米国で人気の高いテレビアニメーションシリーズ『アバター 伝説の少年アン Avatar: The Last Airbender』の実写劇場化が正式に決定した。4月16日にハリウッドメジャーのひとつパラマウントとニコロデオン・ムービーが、『ザ・ラスト エアーブレンダー The Last Airb
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パラマウントは、過去に独立記念日に『宇宙戦争』や『トランスフォーマー』などの大型映画を投入しており、そうした映画と並ぶビッグムービーとなる。テレビ版の高い人気に、映画への期待も大きくなっている。
監督は『シックス・センス』、『サイン』などのヒット作が数多い、M.ナイト.シャマラン監督が行い、さらにプロデュースも担当する。注目されるのは今回の映画製作発表にあたってシャマラン監督が、日本の宮崎駿監督について大きく言及していることである。
シャマラン監督は自身が熱烈な宮崎駿監督のファンであることを明らかにしただけでなく、『ザ・ラスト エアーブレンダー』は宮崎アニメを実写に置き換えた様な作品を目指すとすら語っている。シャマラン監督によれば、宮崎アニメは精神性と超自然的なものを併せ持ったものなのだという。
原作の『アバター 伝説の少年アン』は、東洋風な世界を舞台にくり広げる冒険アクションである。2005年より大手子供チャンネルのニコロデオンで放映開始後、短期間で大きな人気を獲得した。日本のニコロデオンでも放映されている。
番組の物語やキャラクターデザイン、作画に日本アニメの影響がしばしば指摘されている。近年、海外で増えている日本アニメスタイルを取り入れたアニメーションの例として挙げられることが多い。
こうした作品を宮崎アニメファンで、その影響を公言するシャマランさんが監督することで、さらに別の面からの日本文化の影響が映画に表れるかもしれない。
昨年から今年にかけて日本のアニメ、マンガ作品のハリウッドでの劇場映画化、実写映画化が次々に発表されている。
これまでアメリカのサブカルチャーから実写化される作品は、『スパイダーマン』や『バットマン』、『スーパーマン』といったスーパーヒーローもののコミックスが多かった。
しかし、過去何年もの間にそうした映画化が相次いだことで、広く知名度があるスーパーヒーロ・コミックスの多くが映像化され尽された。また、原作の主要な提供者であったコミックス出版大手のマーベルが、自ら映画製作する姿勢を強めていることもあり、原作不足は深刻になっている。
そうしたなかで米国のサブカルチャーのなかで存在感を持ちはじめ、また既存の米国メディアと結びつかない日本のマンガ・アニメが注目されている。
さらに映画の題材の新たな分野の対象は、日本のアニメ・マンガに限らない。先日、『攻殻機動隊』の実写化が明らかになったドリームワークスは、フランスの人気コミック『タンタン』を実写化する企画も進めている。
また、テレビアニメーションで現在人気の高い『BEN10』や『ティーンタイタンズ』などの実写化企画もある。今回の『アバター』も、これらと同様の流れのなかにある。
パラマウント /http://www.paramount.jp/
ニコロデオン /http://www.nickjapan.com/
アバター 伝説の少年アン公式サイト
/http://blog.manabiyahonpo.com/archives/category_cat49/post_847/
《animeanime》