米国テンプル大学 今夏アニメ・マンガの研修プログラムツアー実施
米国ペンシルバニア州にあるテンプル大学は、大学生に向けた特別海外研修プログラムとして「日本のポピュラーメディアの研究:マンガとアニメ(Studies in Japanese Popular Media: Manga and Anime)」を5月から7月に開催する。
プログラムは「アジア研究:アジア研
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プログラムは「アジア研究:アジア研究の特別課題Ⅰ:日本のポップカルチャー、マンガ」と「アジア研究:アジア研究の特別課題Ⅱ: 日本のアニメにおける比較研究」のふたつからなり、それぞれ3単位が取得出来る。研修は5月半ばから7月はじめまでのおよそ6週間、テンプル大学日本校で行われる。
気になる研修の内容は、講義や教室でのディスカッション、アニメの博物館やスタジオ見学などのフィールドワークなどが含まれる。ゲスト講師にはマンガ研究家のフレデリック・ショット氏らも予定されている。
アニメ、マンガ漬けの6週間と傍からみると羨ましい限りだが、プロクラムは米国大学で一般的な夏季研修プログラムで、大学単位も発行されるから本格的な研究の一環である。
それだけに参加資格も厳しく、現役の大学生であるだけでなく、大学の成績がGPAポイントで2.5以上といった制限もある。また、コースの概要も日本のポップカルチャーを歴史、美術史、人類学、社会学、文学、映画の観点から研究するとしている。
こうした研修プログラムが企画されることも驚きだが、プログラムの参加費用もやや驚きである。テンプル大学のプログラムの紹介によれば、大学のあるペンシルバニア州出身者以外の学生であれば6週間の学費に4008ドル(約43万円)、それとは別に宿泊費、オリエンテーション代1700ドル(約18万円)を支払う必要がある。
また、大学は一週間につき400ドル(4万3000円)程度の個人的な出費も必要としている。こうした金額をざっと計算すると、今回の研修費用は90万円近くにもなる。
大学の単位が合計で6単位取得出来るとしても、日本のアニメ、マンガ研究のための投資と考えるとかなりの金額になる。もともと米国は学費の高い国ではあるけれども、研修の内容とともにどのような人が参加するのかも気になるところだ。
(情報元:/アニメニューズネットワーク)
テンプル大学 /http://www.temple.edu/
日本のポピュラーメディアの研究:マンガとアニメの案内
/http://www.temple.edu/studyabroad/programs/summer/japan/manga.html
《animeanime》