アニメ塾EXがリニューアル STYLOS HDを導入、原画課題も加わる
インターネットを利用したアニメ作画の指導を行う「テレコム・アニメーションのアニメ塾EX」が2月4日からリニューアルオープンした。リニューアル後はこれまでのカリキュラムを見直し、より実践に即した指導を目指す。
アニメ塾は2001年にスタート、インターネット
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アニメ塾は2001年にスタート、インターネットを利用してアニメーターになるための指導を始めた。アニメスクールや専門学校に通えない状況でアニメーターを目指すことを助ける。
塾長としてベテランアニメーターの大塚康生さんが指導に携わるほか、アニメ制作のテレコム・アニメーションとトムス・エンタテインメントが主催している。さらにサンライズやぴえろ、スタジオジブリ、プロダクション I.G、マッドハウス、ゴンゾ、手塚プロダクジョンなどの協力を得ている。
こうしたことから専門学校や大学などで、作画演習の一環としてアニメ塾EXのプログラムを取り入れているところも多い。
そうしたなかでの今回のリニューアルは、演習内容をよりアニメ制作の現場に直結したものにすることが目的である。主な変更点は3点になる。
1点目は開講以来アニメ塾EXが指導に利用してきたデジタル作画アプリケーションの「RETAS! PROPencilMan School」を、「RETAS! PRO STYLOS HD」に変更する。これは現在アニメの制作現場で、「STYLOS HD」の普及が進んでいるためである。
学びと仕事がダイレクに結びつく狙いから、プロの現場で即戦力として働けるように今回の変更を行った。
また2点目は今回から従来の動画の学習に加えて、原画を自分で構築する練習課題を追加した。一般にアニメの作画現場では、新人アニメーターは最初に動きを決める原画マンの描いた原画をもとに動画を描くことからスタートとする。このため新人段階では原画に携わることは少ない。
しかし、原画の学習をすることで、アニメーターとしての幅広い技術を身につけることが出来るようになる。
3点目は、学習に用いるアニメーション教本が全160ページとボリュームアップする。教本ではアニメの制作工程から、各工程の業務内容、作画の基礎、動きのサンプルとなる『ポーズ集』、アニメ用語集などから構成されている。
さらに教本は今後、アニメ塾EXの教本としてだけでなく、個別に販売する予定となっている。他の教育機関で学ぶ人や他業界など幅広い人に対して利用が可能になる。
アニメ塾EX /http://www.anime-juku.com/
《animeanime》