山村監督はテレビアニメのファンには馴染みが薄いが、アートアニメーションの世界では世界的に知られたアーティストで、これまで数多くの国際アニメーション映画祭に参加し、また多くの受賞経験がある。現在、世界で最も海外に知られているアニメーション作家の一人である。
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(C)2007 TIFF
今年も今回映画祭でプレミア上映された『カフカ 田舎医者』で、世界4大アニメーション映画祭のひとつオタワ国際アニメーション映画祭でグランプリに輝いた。また、スペイン・アニマドリ国際アニメーション映画祭グランプリ、ロシア・クロクアニメーション映画祭最優秀賞を受賞するなど高い評価を受けている。
このほか『頭山』ではアヌシー、ザクレブ、広島の3つのアニメーション映画祭でグランプリを受賞している。世界4大アニメーション映画祭の全てでグランプリを受賞している稀有なアニメーション作家でもある。
今回の上映作品は、先の2作品のほか『年をとった鰐』、『こどもの形而上学』、『校長先生とクジラ(劇場用CM)』を含めた5作品となった。animecsTIFF2007は山村監督を広く紹介することで、日本のアートアニメーションを世界に発信することになる。
山村監督は上映前に舞台挨拶に立ったほか、上映終了後にはドイツ文学者で今回の『カフカ 田舎医者』の原作となったフランツ・カフカについても詳しい池内紀氏を招いてティーチインを行った。ティーチインでは、映画の話やフランツ・カフカについて話題となった。
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(C)2007 TIFF
東京国際映画祭 /http://www.tiff-jp.net/ja/
カフカ 田舎医者 公式サイト /http://www.shochiku.co.jp/inakaisha/