エミー賞アニメ個人部門発表 作品候補はシンプソンズなど(8/22)
テレビ番組のアカデミー賞とも言われる、米国の第58回エミー賞(プライムタイム)のアニメーション部門個人功労賞が8月21日に発表された。このアニメーション個人部門は、番組部門と違いノミネートなしで9月16日の授賞式に先立って発表される。
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エミー賞(プライムタイム)は米国テレビ芸術科学アカデミーが運営しており、米国で最も有名なテレビ番組に対する顕彰である。
今回のアニメーション個人部門は、3人のアニメーターと3人のキャラクターデザイナー、それにアートディレクター、背景デザイナー(Background Key Designer)、背景画家(Background Painter)、ストーリーボードアーティスト(Storyboard Artist)各1人の10人が選ばれた。
アーティストたちが手がけた作品には、今年の番組部門のノミネートされている『アバター』や『ロボットチキン』などが含まれている。
米国のテレビアニメーションは子供向け作品やコメディー作品が多く、日本のように個々のクリエイターが注目されることが少ない。
エミー賞や国際アニメーション協会ハリウッド支部が運営するアニー賞のテレビアニメーション部門は、こうしたクリエイターの業績をあらためて評価する貴重場所となっている。
またテレビアニメーション番組の候補作品では、1時間以上の番組部門(Outstanding Animated Program (for Programming One Hour Or More))と1時間未満の番組部門(Outstanding Animated Program (for Programming Less Than One Hour))のふたつの部門賞が既に明らかになっている。
1時間未満の番組はテレビシーリーズ番組、1時間以上の番組はスペシャル番組という位置づけになっており、一般的には知名度の高く人気番組が多い1時間未満の部門のほうが、注目度は高い。
今回の1時間未満の候補作品は『アバター Avatar: The Last Airbender City Of Walls And Secrets』、『ロボットチキン Robot Chicken Lust For Puppets』、『サウスパーク South Park :Make Love, Not Warcraft』、『スポンジボブSpongeBob SquarePants:Bummer Vacation / Wig Struck 』、『ザ・ジンプソンズ The Simpsons:The Haw-Hawed Couple』の5作品が選ばれている。
『アバター』以外はいずれも皮肉の利いたコメディー・アニメーションとなっているのが特徴である。
1持間以上の番組では、『Good Wilt Hunting (Foster's Home For Imaginary Friends)』、『Hellboy Animated: Sword Of Storms』、『Secrets Of The Deep』、『Where's Lazlo? (Camp Lazlo)』と4つの番組がノミネートされている。
こちらはより幅が広い作品となっているが、4作品のうち3作品までがカートゥーンネットワークの作品となっている。
米国のテレビでは日本のアニメ番組も数多く放送されているが、エミー賞は米国で製作されたアニメーションを対象として日本アニメや日本のクリエイターのノミネートや受賞は行われていない。
エミー賞公式サイト(英語) /http://www.emmys.org/
《animeanime》