ロシアで「風の谷のナウシカ」劇場公開 日本公開から23年目(8/4)
ロシアのタス通信などの報道によると7月26日にロシア国内で宮崎駿監督のアニメ作品『風の谷のナウシカ』が劇場公開され話題を呼んでいる。
ロシアでも、最近は日本のアニメを観ることが出来るようにはなってきたが、西ヨーロッパやアジアの国々に較べるとその存在感
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ロシアでも、最近は日本のアニメを観ることが出来るようにはなってきたが、西ヨーロッパやアジアの国々に較べるとその存在感はまだまだ小さい。世界のなかでは、日本のアニメが最も普及していない地域のひとつでもあり大きなニュースと言える。
『風の谷のナウシカ』は、世界的にその名前を知られるアニメ監督宮崎駿氏の代表作であり、出世作でもある。制作は1984年であるから、実に23年目にしてのロシアでの劇場公開となる。
しかし、『風の谷のナウシカ』の興行成績は、最初の一週間で30館の公開で1万8000ドルとなったとされている。話題の大きさと較べると、その数字はまだまだ控えめである。
しかし、ロシアの報道では宮崎駿氏の日本のアニメ界での位置づけや、ベルリン映画祭やアカデミー賞で受賞経験があるなどの業績と共に紹介するなど好意的なものが目立っている。
作品がかつて米国で封切られたような改訂版でなく、2005年に米国で発売し直されたオリジナル作品であることを強調するものも見られる。『風の谷のナウシカ』は、8月8日まで公開される予定である。
また、日本貿易振興機構JETROのビジネストピックスによれば、ロシアでは『風の谷のナウシカ』公開後、宮崎駿監督の数作品と高畑勲監督作品2本が公開される予定がある。
日本貿易振興機構JETRO /http://www.jetro.go.jp/
宮崎アニメ、30都市で公開 (ロシア) /http://www.jetro.go.jp/topics/48175
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