米国アイズナ-賞 日本マンガ部門に「オールド・ボーイ」決定(7/29)
7月27日にサンディエゴコミコンの会場で、アメリカのコミックス業界で最も注目される2007年アイズナー賞の発表が行われた。このうち海外・日本作品部門(Best U.S. Edition of International Material - Japan)で、土屋 ガロンさん作、嶺岸信明さん画の『オールド・
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作品は『MONSTER』(浦沢直樹作)や『西洋骨董菓子店』(よしながふみ)など他の4作品を打ち破っての受賞である。この海外・日本作品部門は、近年の米国のコミックス業界でのマンガの影響力の拡大にのより今年から始まったもので、アイズナー賞のなかにある唯一の国別の部門賞である。
『オールド・ボーイ』の北米での単行本出版は、マニアックなラインナップで人気のあるダーク-スが行っている。
また、ダークホースはアイズナー賞が発表されたサンディエゴコミコンで、CLAMPの新作マンガを日米韓の3カ国で同時発売するプロジェクトを発表した。同社にとっては今年は話題が多く、景気がよいコンベンションと言えるだろう。
日本マンガだけでなく、米国のコミックス・マンガ全体から選ばれるシリーズ部門にノミネートされていた浦沢直樹氏の『MONSTER』やアーカイブコレクション/プロジェクト賞ノミネートの『きりひと讃歌』(手塚治虫作)、『東京うばすて山』(辰巳ヨシヒロ)など他の日本作品はいずれも受賞を逃した。
全体では、短編賞(受賞作『A Frog’s Eye View』)、シングル・イシュー賞(受賞作『Batman/The Spirit #1 "Crime Convention,』)、シリーズ賞(受賞作『All Star Superman』)、リミテッドシリーズ賞(受賞作『Batman: Year 100』)など主要な賞の多くを押さえたDCコミックス系の活躍が目立った。
海外では『NARUTO』や『フルーツバスケット』、『鋼の錬金術師』といった少年・少女向けのマンガが広く人気がある。
しかし、今年はフランスのアングレームベストコミックブックに水木しげるさんの『のんのんばあとオレ』が選ばれている。今回の『オールド・ボーイ』の受賞も合わせて考えると、海外からの日本のマンガに対する評価も様々な基準があることがわかる。
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(ノミネート作品の一覧もあります)
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コミコンインターナショナル /http://www.comic-con.org/cci/
/アイズナー賞受賞作品一覧
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