世界各地でアニメ大型イベント開幕へ 米国AX 上海など(6/30)
6月29日に北米最大のアニメイベントであるアニメエキスポ(AX)2007が開幕した。このAX開催を皮切りに7月から8月にかけて、世界各地で日本のアニメやマンガをテーマにした大型イベントが次々に開幕する。
アニメエキスポには既に大きな話題を呼んでいるビジュアル系
ニュース
イベント
注目記事
-
2024年春アニメで一番良かった作品は? 3位「花野井くんと恋の病」、2位「WIND BREAKER」、1位は…
-
ARグラス「Rokid Max」&ポータブルデバイス「Rokid Station」体験レビュー!
アニメエキスポには既に大きな話題を呼んでいるビジュアル系ユニットのS.K.I.N.やSOS団のコンサート、人気アニメ『DEATH NOTE』のクリエイター陣など数え切れないほどのゲストが日本から参加する。
また、全米各地、日本から北米のアニメビジネス関係者が多数訪れるなど、北米でのアニメ関連の拠点となっている。7月2日まで開催期間中に4万人(実数)以上の参加者を見込んでいる。
一方で、AX2007の3週間後7月20日から23日には、北米でAXに次ぐ規模のアニメイベントOTAKONがボルチモア市で開催される。こちらは米国東海岸最大の日本アニメのイベントが売りである。
昨年の参加者は2万2000人とAXより少ない。しかし、昨年まで設けられていた参加人数の上限規制が今年から撤廃されるので、今年は参加者が大きく増加しそうだ。
OTAKONにもAX同様に、日本からの豪華なゲストが招かれている。アニメ監督の浅香守生さん、映画監督の北村龍平さん、それにアニメ分野の有名な読売テレビの諏訪道彦プロデューサーなども参加する。
7月26日から29日にサンディエゴ市で開催されるコミコン・インターナショナルは、アメリカのサブカルチャーの総合イベント、全米最大である。参加人数は10万人を超える。マンガやアニメは全体の一部に過ぎないが、その影響力は拡大しつつある。
特に今年は急成長する日本マンガの北米3大出版社がAX2007の出展を取り止めて、コミコン一本に絞っている。日本マンガの存在感が一段と大きくアピールされると見込まれる。
一方、ヨーロッパでは、フランス・パリ郊外のノール・ヴィルパントでAXを規模でさらに上回るヨーロッパ最大のアニメ・マンガイベント第8回ジャパンエキスポが7月6日から8日まで開催される。
昨年の来場者数は56000人、今年は75000人を目指すとしている。ジャパンエキスポは、アニメやマンガだけでなく、日本のファッションや音楽、さらにプロレスなど幅広い日本のポップカルチャーを扱うのが特徴である。
上海でも6月28日から既に第3回中国アニメ・マンガ・ゲーム博覧会、29日からは上海アニメ総動員2007(SAF2007)が開催されている。これらは今年5月、杭州市で開催された第3回中国国際アニメフェアと並ぶ中国有数のアニメ・マンガイベントである。
イベントは日本のアニメに限定されているわけではないが、中国での日本アニメ・マンガの人気を反映して日本のコンテンツの占める割合も高い。
期間中には日本からのゲストも多数招かれており、期間中に開催されるビジネスフォーラム「アニメ・マンガ・ゲームのビジネス産業国際フォーラム」では、日本のアニメ製作会社ぴえろの布川郁司氏が講演を行う。
アニメエキスポ(AX)2007公式サイト /http://www.anime-expo.org/
OTAKON公式サイト /http://www.otakon.com/
サンディエゴ・コミコン(コミコン・インターナショナル) /http://www.comic-con.org/cci/
第8回ジャパンエキスポ公式サイト(英語) /http://www.japan-expo.com/en/
日本語の情報はこちらが便利
ユーロジャパンコミック /http://www.eurojapancomic.com/
上海アニメ総動員2007(SAF2007) /http://www.shanghaiaf.com.cn/
《animeanime》