TOHOシネマズ系で3月17日から公開が始まり、2月21日現在、17館で上映を予定している。これまでパソコンの画面で見ていたものがテレビ画面へ、そして劇場スクリーンに移るというこれまでにない試みが注目される。
映画はテレビ放映でも大きな話題を呼んだ『秘密結社 鷹の爪』の劇場展開と、さらにテレビでも同時放映された『古墳GALのコフィー』も新作劇場版『古墳GALのコフィー~桶狭間の戦い~』が制作され併映となる。
『秘密結社 鷹の爪』は世界征服を目指す秘密結社「鷹の爪団」の様々な作戦とその失敗を描くギャグアニメーション。テンポがよく独特のセンスのギャグにファンが多い。また、『古墳GALのコフィー』は、その名前の通り前方後円墳だけれどお年頃のギャルコフィーを中心になぜか古墳だけがキャラクターの不思議な世界を楽しく描いている。
こうした内容からもわかるように蛙男商会の持ち味は、テンポの利いたシュールがギャグである。これまでショートアニメーションで展開した作品が、劇場作品ではどう展開する興味深い。
昨年はこの蛙男商会『THE FLOGMAN SHOW』のテレビシリーズの成功やラレコの『やわらか戦車』の快進撃もあり、ビジネスとしてのウェブアニメーションに大きな注目が集まった。インディーズアニメーションのコンテストや上映会にも、多数の企業関係者が詰め掛けたとも言われている。
今年はそうした昨年の結果を踏まえて、ウェブアニメーションは何が出来るのか、何をするべきなのかがあらためて問われる時期になるだろう。昨年に続きウェブアニメーション作品として新たな領域に進出する蛙男商会は、そうした時代の先頭に立っているかもしれない。

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