「あっとボイス倶楽部」は2006年8月から始まった下野紘さん、寺島拓篤さんらによるインターネットテレビ番組を中心とした活動で、イベントを行うのは今回が5回目。
その模様PCとNTT docomoの携帯向け動画サイト「Handyフル動画」で見ることができる。
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この「執事喫茶 Swallowtail」は、東京池袋のサンシャイン近辺、いわゆる「乙女ロード」にある。運営は女性向けを中心とした商業誌・同人誌の販売大手の「K-BOOKS」が行っている。開業までも積極的に顧客の意見を取り入れた店舗(御屋敷と呼ぶ)作りに力を入れている。
御屋敷に入ると、まずはクロークでフットマンが実に丁寧な動作で上着を預かる。その後、店内に入ると絢爛豪華な調度品と凛とした執事たちのたたずまいに、空気の違いを感じる。
彼らはお客(お嬢様と呼ぶ)が立ち上がろうとするときは、その機微を見計らってスッと椅子を引く。紅茶などのメニューについてもサービスが完璧である。
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今回の出演声優からは口々に「世界観を作りきった劇場のようだ」「クオリティにこだわったリアリティに感服した」「特化した芝居という点で声優として勉強になった」などの声があがった。
イベントでは「御屋敷」にちなんだ即興芝居が行われた。題目はそれぞれがカードを引いて罰ゲームのような内容で、「貴族の温泉風景」や「執事が愛し合う」など、女性から黄色い声が飛ぶテーマも盛り込まれており、ファンには嬉しく、出演者たちはたじたじであった。
舞台でのトーク番組について、出演者はそれぞれ役者の勉強という面からコメントをいただいた。
寺島さん「普段はブースの中での仕事なので、応援してくれるファンの人たちを直に知ることができて、改めて感謝したいお仕事だと思います」
石井さん「生の反応がある舞台を経験することで、役者として自分の引き出しをもっと増やしていきたいと思います。いずれはアフレコでアドリブも入れていきたいですね」
今回から新メンバーに加わった千葉優輝さんは「養成所で勉強し、麦人さんのお芝居を手伝わせていただき、あっという間に過ぎていった3年間でした。まだまだ勉強中です」とおっしゃるが、実は舞台やミュージカルを経験している千葉さんに、先輩のお二人はライバル登場といった雰囲気。また、今回はスケジュールの都合で参加できなかった、リーダーの下野紘さんについて、異句同音に「暴走するムードメーカー、大きな子どもです。でも実はきちんと現場をまとめてくれる頼れる~?(笑)、兄貴ですね」と語る。
あっとボイスTVはミニ番組を含む隔週更新がされており、現在リニューアルが進んでいる。近日中には「女子部」も本格的に始動予定だ。
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