国際アニメフェア クリエーターズワールド参加者決定(12/23)
来年3月開催の東京国際アニメフェア2007は、期間中に開催される若手クリエーター育成企画「クリエーターズワールド」の参加者を決定した。
「クリエーターズワールド」はアニメーション分野の若手人材育成を目的にしており、東京国際アニメフェアのなかでも主要事業
ニュース
イベント
注目記事
-
“金持ち”キャラといえば? 3位「名探偵コナン」鈴木園子、2位「ブルーロック」御影玲王、1位は…<25年版>
-
「アイナナ」頼れるリーダー・二階堂大和をお祝い♪ バースデーストアに潜入!【16 STAR SIGNS】
「クリエーターズワールド」はアニメーション分野の若手人材育成を目的にしており、東京国際アニメフェアのなかでも主要事業のひとつである。東京国際アニメフェア開催4日間(2007年3月22日から25日)見本市会場に設けられた一角で、その作品を一般ファンとビジネス関係者に紹介する。
今回選ばれたのは青池良輔、加藤タカ、栗栖直也、くろやなぎてっぺい、坂元友介、TAKORASU、野山映、花里清彦、深瀬沙哉、丸山薫、武藤健司、山路直樹(敬称略)の12人である。
参加者には既に名の知られたクリエーターも多く、国内の各種コンペテイションの上位入賞者が並んでいる。例えば、TAKORASUは10月に開催された東京コンテンツマーケットでTCMアワード3部門を受賞しているし、坂元友介の『電信柱のお母さん』は今年の吉祥寺アニメーション映画祭のグランプリ、丸山薫や青池良輔はCGアニメコンテストの上位常連など数えればキリがない。
まさに日本のインディーズアニメーションの優れたクリエーターが、一堂に会するという感じである。
クリエーターズワールドの参加者は毎年入替わるが、毎年参加者を入替ながらもクリエーターのレベルが落ちないのは、日本のインディーズアニメーション作家の底辺の広さでもある。
「クリエーターズワールド」は、一般のアニメファンにとっては日本の優れたインディーズアニメーションとクリエーターをまとめてみることが出来るよいチャンスである。見本市の会場の中ではあるが、むしろ手軽に観られるという点で敷居が低い。
また、商業アニメと隣り合わせて紹介されることは、インディーズアニメーションの認知度の向上で大きな意味がある。
一方で、「クリエーターズワールド」の本来の役割である若手クリエーターの育成といった点で見逃せないのが、ビジネスとの関わりである。クリエーターの育成を考えれば、クリエーターが金銭的に報われることや作品の商業化が無視出来ない。
ビジネス関係者が多い見本市は、クリエーターにとってビジネスとの接点になる。実際に昨年の参加者には、国内外のビジネス関係者からの問い合わせが多かったという。
ここ数年、インディーズアニメーションの作品の質の向上やクリエーターの増加、インディーズアニメーションの商業化が進んでいる。このためビジネス面での注目度はさらに高まっている。
このクリエーターズワールドや東京アニメアワードでクリエーターを見つけ出したいと考えるビジネス関係者は、例年にも増して多くなりそうだ。
/東京国際アニメフェア2007
《animeanime》