東京国際アニメフェア CGアニメーションカンファレンス開催(12/19)
来年3月開催の東京国際アニメフェア2007(TAF2007)は、2007年の新たな試みとしてアニメーションをアカデミックな分野から捉えたアニメカンファレンス「CGアニメーションカンファレンス2007 -NICOGRAPH Spring Festival in TAF」を開催する。
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このカンファレンスは、CGやアニメーションのエンジニアリングの研究促進を目的としており、そうした研究や論文の発表を展開するとしている。
開催期間はTAF2007のビジネスデイの2日目にあたる07年3月23日とパッブリックデイ初日の24日の2日間で、開催場所にはTAFの会場となる東京ビッグサイトの会議棟が利用される。
また、芸術科学会がコンファレンスの主催となり、運営は「CGワールド」などの雑誌出版などでCGやアニメーションのテクノロジーに関連が深いワークスコーポレーションが主体となるクリエイティブシップが行なう。
現在、公開されている開催内容には、基調講演やTAFシンポジウム、招待論文部門、一般論文部門、ポスターセッション(論文概要の貼り出し)、表彰などが含まれている。
このうち一般論文とポスターセッションについては、12月12日から論文応募受付が行われている。また、応募された論文も含めて、3月24日に国際CG論文大賞や最優秀論文賞などの各賞の表彰が行なわれる。
CGアニメーションカンファレンスは、対象をCGやアニメーションのエンジニアリング(技術)に絞っている点や、論文の貼り出しによって多く人に意見を問うポスターセッションの導入など米国のSIGGRAPHをモデルにしているようである。
SIGGRAPHとは異なるのは、このコンファレンスがビジネス目的の見本市と一般ファンのためエンタテイメントイベントからなるTAF2007と合わせて開催されることである。来年のTAFは、ビジネスとファンイベントとアカデミックコンファレンスが同時に開催されるあまり例のないイベントとなりそうだ。
東京国際アニメフェアにとっては、これまでのビジネスとエンターテイメント、人材育成、コンテストに加えて、アカデミックが加わる新たな挑戦になる。また、幅広い分野を取り込むことで起こるであろう相乗効果にも大きな期待が出来そうだ。
/東京国際アニメフェア2007
/芸術科学会
/クリエイティブシップ
/ワークスコーポレーション
/CGアニメーションカンファレンス2007NICOGRAPH Spring Festival in TAFの開催概要と論文の応募要項
《animeanime》