ハンナ・バーベラ創設者 J・バーベラ氏逝去(12/19)
米国の著名なアニメーションスタジオであるハンナ・バーベラの共同創立者であるジョセフ・バーベラ氏が、18日ロサンゼルスで死去した。95歳であった。
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ジョセフ・バーベラ氏は、1950年代に米国のテレビアニメーションの基礎を築いたアニメーションスタジオのハンナ・バーベラ・プロダクションをウィリアム・ハンナ氏とともに設立した。
同社の代表作品には、『トムとジェリー』や『原始家族フリントストーン』『スクービー・ドゥ』などがある。多くのキャラクターは現在でも、アメリカのポップカルチャーを代表するキャラクターである。
共同設立者のウィリアム・ハンナ氏は5年前に亡くなっており、ハンナ・バーベラの創立者は全ていなくなったことになる。
ハンナ・バーベラのアニメーション業界に対する貢献は、スタジオ設立当時に主流であった米国のアニメーション産業の劇場アニメーション重視に対して、テレビアニメーションを重視しその基礎を築いたことである。
テレビアニメーション制作の際には、使用する動画枚数を大きく減らすリミテッド・アニメーションの手法を多用した。この手法は、虫プロダクションを通して日本のテレビアニメ制作にも大きな影響を与えている。
ハンナ・バーベラは1991年に大手メディアコングロマリットのターナーグループに買収されているため、かなり以前に経営は創設者の手から放れている。また、その後ターナーグループはさらにワーナーブラザーズに買収された。
このためハンナ・バーベラのスタジオはワーナーブラザーズのアニメーション部門と同グループのカートゥーンネットワークスタジオに吸収され、現在は独自の制作は行っていない。
しかし、同社の生み出したキャラクターたちは、カートゥーン・ネットワークを初め多くのメディアで現在も活躍し、広くアメリカ人に愛され続けている。
/ハンナ・バーベラ・プロダクション公式サイト(ワーナーブラザーズサイト内)
《animeanime》