TSUTAYA 映像配信サービスと携帯電子書籍に進出(11/23)
レンタルソフトの大手企業カルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)は、子会社を通じてインターネットの映像配信サービスと携帯電話での電子書籍サービスを開始する。
ニュース
トレンド
注目記事
-
アニメに登場する好きな“親子”キャラは? 3位「呪術廻戦」伏黒甚爾と恵、2位【推しの子】星野アイとアクア&ルビー、1位は…
-
ライブ配信やミート&グリートを楽しめるメタバースアプリ「αU metaverse」にてランキングイベント「ライバーランキング決定戦さくらんぼカップ」を開催―栄冠に輝いた2名のライバーにインタビュー
映像配信の分野では今年7月21日に設立したTSUTAYA BBが、インターネットからストリーミング配信、ビデオ・オン・ディマンド(VOD)、ダウンロード販売を通じてコンテンツ提供する。サービスの提供はインターネットを利用した、CCCの別の子会社ツタヤ・ディスカスが行う。
ツタヤ・ディスカスは、インターネットを利用したDVDのCDの定額レンタルを行っている。これは従来のレンタルサービスをインターネットに拡張したもので、実際にディスクを郵送でやりとりするものである。
アニメだけでも8000タイトルを超える豊富なラインナップを誇り人気を集めている。06年末の会員数は17万4000人になる。
しかし、ここ1、2年でアニメなどを中心に、インターネットを通じたオンディマンド配信が拡大をしている。これまでのDVDやCDのレンタルサービス事業が、インターネットビジネスに侵食される可能性は強く、レンタルビジネスの将来に大きな影響を与えると考えられている。
今回の試みはレンタル業界の大手企業が、自らインターネット配信事業を目指すものである。
CCCは当初は、人気映画約1000タイトルを順次配信して行くとしている。このなかにアニメ映画がどの程度含まれるかはわからない。
しかし、既に有料、無料の数多くのアニメ配信サイトが存在している。アニメに関しては、今後どの程度の作品数を集められるかが鍵となるだろう。
一方、CCCグループのツタヤオンラインは、11月20日からケータイ総合電子書籍サイト『デジタルTSUTAYA BOOKS』を開始している。
こちらは携帯端末向けに、小説やマンガを提供するサービスである。当初1000タイトルの作品を集めているが、そのうち350タイトル(3000話)はマンガとなり、全体の大きな部分を占めている。
マンガ作品には『銀河鉄道物語』(松本零士)や『ラブリー!』(桜沢エリカ)などが含まれている。
また、同社の相次ぐ新メディアでのコンテンツ配信事業への進出は、コンテンツビジネス事業の強化であると同時に、DVD・CDレンタル事業の将来に対する危機感の表れともいえるだろう。
/カルチュア・コンビニエンス・クラブ
/ツタヤ・ディスカス
/ツタヤオンライン
《animeanime》