パプリカ ロサンゼルスで劇場上映(11/22)
日本では今週末(11月25日)を皮切りに、全国公開される長編アニメ映画『パプリカ』が、 11月20日からロサンゼルスで単館ロードショーされている。
これは『パプリカ』が12月31日までにロサンゼル地区で劇場公開されると、アカデミー賞の予備選考作品の資格を得る
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これは『パプリカ』が12月31日までにロサンゼル地区で劇場公開されると、アカデミー賞の予備選考作品の資格を得ることが出来るからである。『パプリカ』は、11月4日に発表されたアカデミー長編アニメーション部門で、年内ロサンゼルスでの公開を条件に選考作品にリストアップされていた。
このため今回の上映は小規模で、『パプリカ』の米国ロードショーは来年以降あらためて展開される見込みである。それだけに急遽決まったこのロサンゼルスでの上映は、地元のアニメファンにとっては思わぬ贈り物のかもしれない。
短期間の単館ロードショーで映画の知名度を上げるには力不足の感はあるが、アカデミー賞候補の資格を得たことは大きい。
また、ロサンゼルスには、アニメーションのもうひとつの大きな賞であるアニー賞の選考委員も多数居住する。『パプリカ』がアニー賞の選考にも応募していれば、今回の上映がアカデミー賞だけでなくアニー賞の選考に対しても良い影響があるかもしれない。
アカデミー賞の候補作品は予備選考に挙がった作品数によって、正式なノミネート作品の数も変わって来る。今回の予備選考16作は、ノミネートが3作品でなく5作品になる必要数16作ぎりぎりである。
予備選考発表時点で、ノミネートに必要なロサンゼル地区での劇場公開されていない作品が『パプリカ』を含めて3作品あった。『パプリカ』の劇場公開決定でほっとした他の候補作品の関係者も多いだろう。
実際のアカデミー長編アニメーション賞の受賞には、『カーズ』が有力視されていることから本賞でなくノミネート狙いの作品も少なくないからだ。
今回の上映決定で『パプリカ』も、アカデミー賞候補の資格を得た。あとは多数の有力作品との差別化どう働くか、作品の内容とこれまでの今監督の実績がどうアピール出来るかにかかっていそうだ。アカデミー賞のノミネート作品は来年1月23日に発表される。
/パプリカ公式サイト
/アカデミー賞公式サイト
《animeanime》
