中国市場でフルーツバスケット出版(10/22)
経済紙のフジサンケイビジネスアイによれば、人気少女マンガの『フルーツバスケット』(高屋奈月作)が、正規版として中国市場で出版される。
日本の出版社白泉社が、ムーランプロモーションと共同で中国の児童出版社の中国少年児童新聞出版総社グループと提携し、
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日本の出版社白泉社が、ムーランプロモーションと共同で中国の児童出版社の中国少年児童新聞出版総社グループと提携し、出版とキャラクター展開も目指すとしている。
『フルーツバスケット』は動物に変わる能力を持った主人公一家を中心としたラブコメディで、日本だけでなく米国やヨーロッパでも幅広い人気を獲得している。特に、米国での人気が高く、現在、海外で最も売れている日本の少女マンガである。
今回、白泉社が中国初の日本の少女マンガ出版に乗り出すうえで、『フルーツバスケット』を選んだことには、こうした事情も反映しているだろう。また、それだけに同社の中国でのビジネス展開にかける意気込みも大きいに違いない。
また『フルーツバスケット』は2001年に全26話のアニメ作品も製作されているが、日本や欧米での人気はアニメと連動は薄く、マンガの展開が中心である。
そうした点でも、現在、日本のアニメ作品の放映規制が強まっている中国市場向きの作品といえる。
中国では日本のマンガ海賊版が一般的に出回っており、日本の正規マンガ出版の量は必ずしも多くない。しかし、今回白泉社が手を組むムーランプロモーションは、『テニスの王子様』、『クレヨンしんちゃん』の正規版の出版にかかわり、ビジネスとして成功させた実績を持っている。
海賊版が出回るから正規版が出版できない一方で、正規版を出版しなければ海賊版を追放できず、また市場が広がらない現実がある。『フルーツバスケット』の中国での出版は、作品だけにとどまらず中国初の日本の少女マンガ正規出版と中国市場の今後の開拓という点でも重要な意味を持つだろう。
/フジサンケイビジネスアイ
/白泉社が中国の出版社と提携 日本の少女漫画初上陸
/フルーツバスケット公式サイト(白泉社)
/フルーツバスケット公式サイト(テレビ東京)
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