『Bleach』米国TV放映とカードゲーム発売決定(8/13)
米国のコミックやマンガ・アニメの情報サイトICV2によると、米国の大手トレデイングカードゲーム(TCG)企業スコア・エンターテイメントは日本アニメ『Bleach』のTCGの権利を獲得し、来年に向けて発売する。
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『Bleach』は既にマンガ単行本を米国展開しており、アニメ作品は9月9日から米国のカートゥーンネットワークのアダルトスイムで放映開始される。まだテレビ放映の始まっていない作品のTCG化を決定するのは珍しい例だろう。
また、同じICV2の情報によれば、このほかにもトイナミ、グレートイースタンといった会社が『Bleach』のフィギアや小物を中心とした様々なキャラクター商品のライセンスを獲得済みである。
これは、マンガなどを通じて米国のアニメファンなどの間でも『Bleach』が圧倒的な人気を誇っていることに理由があるだろう。その高い人気から『Bleach』は、ポスト『NARUTO』の呼び声も高いからだ。
スコアは既に『犬夜叉』のTCGで、日本アニメのTCG化に大きな成功を収めた経験がある。また、『ドラゴンボール』や『名探偵コナン』などTCGも手掛けている。そうした点が、スコアが今回の販売会社に選ばれた理由と考えられる。
一方、『NARUTO』のほうは、バンダイ・エンタテイメントがTCGを発売している。こちらは、今年の春に売り出されたが一時は品切れになるほどの人気を呼んでいる。
米国のキャラクターTCGの市場はおよそ1000億円(米国産キャラクターも含む)とされており、マンガやアニメDVDより遥かに大きな市場となっている。日本アニメのライセンス展開における最も重要な市場のひとつとみなされている。
ただし、現在予定されている『Bleach』の放映時間帯は、アダルトスイム枠の土曜日夜11時半となっている。放映の前後の時間帯は『トリニティブラッド』や『サムライチャンプルー』、『交響詩篇エウレカセブン』などで固められている。明らかに高年齢向けの作品と位置づけられている。
このため比較的放映時間の早い『NARUTO』のような児童層視聴者への到達度では不利と考えられる。『NARUTO』は、子供向けの放送枠TOONAMIで土曜日9時から放送されており児童層からも大きな人気を得ている。
このため『Bleach』はハイティーン以上の視聴者層にとどまり、『NARUTO』のような爆発的な人気にはならない可能性もあるだろう。
/スコア・エンターテイメント
/アダルトスイム
/NARUTO公式サイト(CN)
/NARUTOカードゲーム公式サイト
《animeanime》