ドリームワークス新作アニメは2位スタート(5/22)
5月19日から始まった米国週末映画興行は、超話題作の『ダヴィンチ・コード』一色であった。しかし、同じ週末にドリームワークスアニメーション(DWアニメ)の大作劇場映画『森のリトル・ギャング:OVER THE HEDGE』も公開されている。
DWアニメは『シュレック2』や
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DWアニメは『シュレック2』や『マダガスカル』などの大ヒットアニメーションで知られている。それに加えて年に2本しか長編映画を製作しないので、作品の当たりはずれによるビジネスへの影響が大きい。それだけに様々な面からこの作品は、アメリカのアニメーション業界の注目を浴びていた。
その『森のリトル・ギャング』の興行成績は、1位で7700万ドルを稼いだ『ダヴィンチ・コード』に次ぐ2位であった。興収3729万ドルは『ダヴィンチ・コード』が強すぎるため目立たないが、通常なら1位になっても不思議はない数字である。
しかし、それでもこれまでのDWアニメのアニメーション作品に較べると力不足感が否めない結果である。DWアニメで最もヒットした『シュレック2』のオープニング週末興行は1億800万ドルには及ばないとしても、昨年の『マダガスカル』の4720万ドルやあまりぱっとしなかった『シャークテイル』の4760万ドルにも及んでいない。
同じ3DCGアニメでFOXが製作し、3月に公開された『アイスエイジ2』が6800万ドルと好調だっただけに、その差が際立つ。
『森のリトル・ギャング』は、DWアニメの技術を駆使した高い映像表現が当初から話題を呼んでいた。しかし、結果は高い技術ほどには一般の観客の関心を集められなかったことになる。
逆に言えば、次々と高度な3Dアニメーションが公開されるなかで、技術の目新しさでは客を呼べなくなっている。また、今年以降、3Dアニメーションの公開は急増する。今後は、3Dアニメーションのブロックバスター的なヒットはこれまで以上に難しくなって来るかもしれない。
/森のリトル・ギャング公式サイト
《animeanime》