大阪で大型アニメイベント
関西圏は周辺人口2000万人を超える大都市圏でマニアな人口も多い。その割にはこれまでマニア向けのイベントの開催が少なかった。それは、アニメやマンガといったメディア関連企業が情報の中心地である首都圏に集まりがちであることや、大きなイベントを1回だけ行うと
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そうした流れを覆すかのように、7月に大阪地区でアニメ関連の大きなイベントがふたつ開催される。大阪を拠点とする放送局MBSが主催をする『MBS ANIME FES.'05 ~大阪城エクスペリメント~』と『キャラホビ2005』である。
『MBS ANIME FES.'05』を手掛けるMBSは言うまでもなく『機動戦士ガンダムSEED』シリーズや『鋼の錬金術師』で大ヒットを飛ばし、『交響詩篇エウレカセブン』も手掛けている近年のテレビアニメ放映のヒットメーカーである。
イベントでは、MBSが関わった上記3作品の他、本年10月より放送開始の『BLOOD+』も取りあげられるなど豪華なラインナップになっている。ゲストには保志総一郎さん、石田彰さん、朴路美さんら人気声優とT.M.Revolutonを始めとする人気歌手が多数参加する。イベントは7月30日に1万人収容の大阪城・西の丸公園での1回のみ開催されるが、大阪のみのイベントのため首都圏を始めとする全国各地からもファンが詰め掛けそうである。
もう一方のキャラクターイベント『キャラホビ2005』は、その開催趣旨でもこれまで関西地区にない関西初の総合キャラクターイベントの開催としている。イベントは同時期に開催される『ロボカップ2005大阪世界大会』と同時開催で7月16日、17日にインテックス大阪で行われる。また、イベントは、今回のみでなく今後も定期的に開催していくことを目指している。
全体の内容はアニメ・マンガ・キャラクター関連企業による展示場出展やコスプレイベント、ステージショーからなり、『キャラホビ』に近い感じある。注目すべきはイベントに関係する団体で、主催の社団法人大阪国際見本市委員会のほか後援には大阪府、大阪市、大阪商工会議所、協賛には社団法人関西経済連合会、社団法人日本映像ソフト協会、社団法人日本玩具協会といった団体が予定されている。これは、明らかに大阪府の官民上げての全面バックアップといえるだろう。
首都圏では東京都による東京国際アニメフェアの全面バックアップや杉並区、練馬区といった行政の関連事業への支援などがある。しかし、これまで大阪地区でアニメやゲーム・マンガに対する支援はあまり目立たなかった。今回のイベントは、そうした遅れを取り戻すきっかけとなるかもしれない。
MB/S ANIME FES.'05 ~大阪城エクスペリメント~公式サイト
/キャラロボ2005
《animeanime》