『アニメーション インディア2005』開催
インドの経済新聞紙ビジネススタンダード(Business standard)のオンラインサイトBS Onlineによるとインドのソフトウェア&サービス会社全国協会(Nasscom)とアンドラプラデッシュ州政府は1月12日、13日にハイデアラードにて“アニメーション インディア2005(Animat
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また、インドのアニメ産業は今年は15億ドル(約1620億円)に達すると見込まれており、インドの知的財産の拡大に貢献しているという。また、2005年の世界のアニメ市場は517億ドル(約5兆5000億円)になり、インドはこの巨大で急拡大する市場で自国の競争力の優位性を生かし、世界のアニメーション製作会社からアウトソーシングの受け入れを目指すとしている。
記事からは、インドのアニメーション産業が目指しているのは、日本や米国と東アジア諸国の間に多い作画工程のアウトソーシングでなく3D映像の開発のようだ。これには、数学、コンピュターに強いとされるインドハイテク産業の存在が背景にあると思われる。米国では、こうした分野はインド系が強いとされ、シリコンバレーなどではインド人のコンピュターのプログラマーやエンジニアをよく見かける。こうした実績を背景にアニメーション制作のハイテク分野で発展し、受け皿になるのが目標だと考えられる。
そう考えるとインドのアニメ産業の動きは日本のアニメ産業の市場とはあまり重なることはない。また、中国やフィリピンといった2Dアニメーションの作画中心の国々との市場競争もあまり考えられない。インドのアニメーション産業と一番競合するのは、3Dアニメーションやゲーム開発の受託による市場拡大を狙っている台湾や米国内のCGアニメーターになる可能性が高い。
/Business Standard
《animeanime》