舞台はどこかで見たことがあるような“ザ・RPG”な世界。ここで王道ファンタジーな物語が繰り広げられるのかと思いきや……主人公は勇者ではなく、魔物? しかも“社畜”!? ブラック企業「魔王軍」で働くモンスターのカクとイムラは、今日も魔王様から無理難題や意味不明な仕事が与えられ、各地に派遣させられます。時に戦い(ごくたまに)、時にサボり(大体いつも)、仕事の愚痴をこぼす日々。ダメ社員(魔物)の明日はどっちだ!
『ポンクエ』は1話3分~4分のショートアニメという枠の中で、カクがボケて、イムラがツッコむというのが基本的な流れ。“RPGあるある”から“社畜あるある(?)”まで、様々なネタが繰り広げられます。パッと見かわいいモンスターたちが軽快なノリで、愚痴を吐き、暴言を吐き、雷を落とされ、タライを落とされ……。アニメという形式、RPG風な世界観、漫才のようなテンポ、それらのナイスミスマッチが唯一無二な魅力です。
可愛い見た目だけど仕事サボるわ、口悪いわ、借りた金返さないわ、と『ポンクエ』屈指のクズな獣・カク。「魔王軍」の中では割と真面目で面倒見もいいけど、悲しいことに“最弱”なスライム・イムラ。ほかにも……とにかく言動がウザい空飛ぶ三ツ目・ミツイ。大人しい性格だけどやたらと声の高い魔法使い・クロヌマ。怪力自慢だけど頭は悪いハンマー使い・ツチダ。そしてブラック企業「魔王軍」のトップ・魔王様。個性豊かなキャラクターたちがたくさん!
『ポンコツクエスト』は、松本慶祐監督が脚本・作画・編集など、制作作業のほとんどを自分で担当しています。基本的に各キャラクターの声も、松本監督がボイスチェンジャーを使用して演じ分けているのですが、豪華ゲストが出演することも!この項目では、これまでに登場したゲスト声優と、そのキャラクターを紹介します。
「魔王軍」四天王のカザミ役には、数多くの人気アニメ作品でヒロインを演じてきた悠木さん。本人曰く“四天王のお色気担当”ですが、「エロい格好は似合わないし恥ずかしいから嫌!」だそうです。
「魔王軍」四天王のカイドウ役には、“まれいたそ”の愛称で人気の内田さん。子どもながら四天王に選ばれた魔物ですが、“うんこ”で笑ったりと精神年齢もそれなりのようです。
巨人のヤマダ役には、お笑い芸人「よゐこ」の有野さん。あの人気ゲームバラエティ番組の“有野課長”を彷彿とさせるような、飄々とした性格で関西弁を話し、ゲーム機で遊ぶ場面も。
「魔王軍」四天王のカツラギ役には、『ポンクエ』初のゲスト声優として小野賢章さんが出演。四天王は現時点では4人揃っていないのですが、その事を馬鹿にされると非常に怒ります。