マンガ『おぼっちゃまくん』が『おぼっちゃまくん REBORN』のタイトルで、2027年に全編完全新作アニメとして放送されることが決定した。連載開始40周年の節目に、昭和の伝説のギャグマンガが令和に生まれ変わる。主人公・おぼっちゃまくんの声優に神代知衣が続投することも発表され、ティザービジュアルとティザーPVが公開された。

『おぼっちゃまくん』は、1986年から「月刊コロコロコミック」で連載がスタートし日本中を笑いの渦に巻き込んだ、小林よしのりによる昭和・平成を代表するギャグマンガだ。超がつくほどの大金持ちであり、世界的大富豪「御坊財閥」の跡取り息子である主人公のおぼっちゃまくんこと御坊茶魔が、一般常識をはるかに超越した規格外の財力と、破天荒なギャグで周囲を巻き込んでいくドタバタコメディーを描く。
家族やクラスメイトなど強烈な個性派キャラクターたちとの交流を通じた、単なるギャグにとどまらない友情や人情味あふれるエピソードの数々は、瞬く間に子どもたちの心を鷲掴みにした。1989年にはテレビ朝日系列で放送がスタートしたアニメは、知らない人はいないほどの国民的人気作となり、社会現象と呼べる爆発的ヒットを記録した。
また、主人公が話す特有の言語「茶魔語」は子どもたちの間で熱狂的なブームとなり、「おはヨーグルト」「そんなバナナ」といったフレーズは学校の教室や街角で子どもたちがこぞって真似をする光景が日常的に見られた。作品としても、「第34回小学館漫画賞」で児童向け部門を受賞するなど、時代を象徴する作品となった。
1992年の放送終了以来、待望の新作となる『おぼっちゃまくん REBORN』は、全編完全新作アニメとして制作されるもの。2021年、コロナ禍の放送で旧作アニメシリーズが爆発的に大ヒットしたインドからの熱烈オファーを受け、新作の制作プロジェクトが動き出し実現に至った。本作ではこれまでアニメ化されていない原作の名エピソードに加え、原作者の小林が全面監修したオリジナルストーリーも多数届けていく。時代を超えて新しく紡ぎ出される、唯一無二の世界に期待が高まるばかりだ。

また、主人公の御坊茶魔役には、1989年の放送開始以来ずっと命を吹き込み続けてきた“茶魔の魂” そのものとも言える神代知衣が続投することも明らかになった。神代は本作のオファーに際し、「まだまだガンガンにいける!やりたい!」と快諾したそうだ。
「当時よりも経験値が上がっているお陰でスタッフの皆さんと共により深く作品に関わる事ができ一緒に創ってる!って収録現場は愛おしいほどに楽しかった!」と収録を振り返り、「ぽっくん帰ってきたぶぁい!みんなで見てクリクリ!」と作品をアピールする。神代の声について、原作者の小林は「声のパワーが普通じゃない。声優さんってやっぱりすごい。あれほど声が明確なアニメってない。茶魔の声は強烈すぎる。それを今も同じ声でやれるってすごいことですよね」と寄せている。
さらに、ティザービジュアルとティザーPVも公開された。すでにファンにとってはおなじみの光景だが、主人公の茶魔はいつも乗亀隊という亀の隊員に乗って移動をするというのも見どころのひとつである。このビジュアルでも亀に乗って登場を果たし、お金や小判が降り注ぐステージでエネルギー溢れる表情を見せた。その横には「カメバック。」のコピーもあり、昭和から平成を駆け抜け、伝説の「彼」が令和へとよみがえってきたことが伝わる。
ティザーPVではヘリコプターがとある島に到着し、ジャングルを抜けて洞窟を散策している様子がうかがえる。その後、茶魔の目に炎が宿ると、お屋敷の扉が開く。そこにあの頃と変わらない茶魔が現れ、「ごぶさタンゴ」とさっそく“茶魔語”で挨拶する。相変わらずの茶魔の奇想天外な行動を見せ、最後は「おはヨーグルト」で締める“茶魔語”連発の映像だ。
全編完全新作アニメの発表にあたり、大きな喜びを見せた原作者の小林は、令和の子どもたちに向けて「どんな感覚になるのか、どんな風に受け入れてもらえるのか、そこがとっても楽しみ」と語る。
また、「今の子どもたちには『おぼっちゃまくん』が新鮮に映るかもしれないですね。こんな風に純粋に笑える漫画があるのかと。できればそういうところから自分もギャグ漫画家を目指そうという人が出てくるといいですね。そういう点でも『おぼっちゃまくん』が生き残っていくことはとても意義があることだと思います」とも述べ、現代において放送される意義のみならず、次世代のギャグ漫画家の誕生に対する期待も覗かせた。

『おぼっちゃまくん REBORN』は、2027年にテレビ朝日系列で放送される。原作誕生から40年の時を経た今も世代を超え、さらには国境をも越えて再び注目を集める伝説のギャグ作品が、令和の時代に新たな旋風を巻き起こしてくれるか注目だ。
以下、コメント全文掲載
御坊茶魔役:神代知衣

どれだけの年月が経っても、『おぼっちゃまくん』は沢山の人たちの記憶の中に、
そして茶魔は私の中でずっと生きていた。
あの頃の声もテンションもまだまだガンガンにいける!やりたい!
当時よりも経験値が上がっているお陰でスタッフの皆さんと共により深く作品に関わる事ができ一緒に創ってる!って収録現場は愛おしいほどに楽しかった!
ひたすら放送が待ちどうしか!
「ぽっくん帰ってきたぶぁい!みんなで見てクリクリ!」
原作者:小林よしのり
『おぼっちゃまくん』をよく知る世代は40代、50代くらい。その世代の子どもたちが昔の漫画やアニメを見て、実はもう『おぼっちゃまくん』のファンの子もいるんですよ。ライブ活動とかしていたら、楽屋に親と一緒に子どもが来ることもあるんです。その子どもが『おぼっちゃまくん』のボロボロの文庫本を持ってきていて、それをみるともうかわいくてね。アニメが放送されたら、新作を見られるわけですから。令和の子どもたちがどんな感覚になるのか、どんな風に受け入れてもらえるのか、そこがとっても楽しみです。
最近はギャグ漫画家を目指そうという人がいなくなってしまいましたから、今の子どもたちには『おぼっちゃまくん』が新鮮に映るかもしれないですね。こんな風に純粋に笑える漫画があるのかと。できればそういうところから自分もギャグ漫画家を目指そうという人が出てくるといいですね。そういう点でも『おぼっちゃまくん』が生き残っていくことはとても意義があることだと思います。
自分の昔の『おぼっちゃまくん』文庫本を読み返すと、やっぱりめちゃくちゃ笑えるんです。私はやっぱり人を笑わせるのが好きなんですよ。どんなに真面目なイベントに出ても、笑いは必要だと思っています。どういう風に笑いにつなげていくかを考えちゃう。ついつい笑わせにいっている。どんな場面でも『おぼっちゃまくん』の着想を思いついたりします。これが『おぼっちゃまくん』の設定だったらこんなことができるなと、どんどんアイデアが湧いてくるんです。
茶魔が愛される魅力は見た目がかわいいところじゃないかと思っています。目がクリっとしていてかわいいですよね。そして「欲」に対してとても素直に行動する。そういうところも魅力のひとつだと思います。REBORNですからね。もう一度生まれ変わる。ギャグ漫画というものがこの世の中にあったんだということが、もう一度、再認識されたらいいですよね。私がもう外に出られないくらいヒットすることを願っています!
テレビ朝日 国際ビジネス開発部 隅田麻衣子
『おぼっちゃまくん REBORN』は、元々インドから始まりました。
2021年にインドでアニメ『おぼっちゃまくん』を展開したところ、当時コロナ禍で苦しんでいたインドで底抜けに明るいギャグアニメとして爆発的ヒットを記録。続編をどうしても見たい!という声に押されて企画が立ち上がりました。ほどなくしてインドの放送局幹部が、小林よしのり先生に面会するために来日。その熱意にほだされてREBORNの名にふさわしい、オール新作アニメが日印合作で誕生しました!そして今回、時空と国境を越えて日本に「カメバック」。これまでの『おぼっちゃまくん』ファンにも、REBORNなファンにも楽しんでいただけると幸いです。
『おぼっちゃまくん REBORN』
■放送局:テレビ朝日系列
■放送時期:2027年
■原作:『おぼっちゃまくん』小林よしのり
■キャスト: おぼっちゃまくん:神代知衣
■製作:テレビ朝日
■制作会社:Green Gold Animation
■制作協力:シンエイ動画、Sony Pictures Networks India
©1986 Yoshinori Kobayashi/TV Asahi



