「シン・仮面ライダー」ほか8000作品以上を著作権侵害― 映画の文字抜き出しサイト運営者らに有罪判決 | アニメ!アニメ!

「シン・仮面ライダー」ほか8000作品以上を著作権侵害― 映画の文字抜き出しサイト運営者らに有罪判決

権利者に無断で映画のストーリー全容を詳細に文字起こしし、関連画像とともに自社が運営するサイトに掲載したとして著作権法違反の疑いで送致、起訴されていた男女4名と運営法人に対し、2026年8月3日に仙台地方裁判所で開かれた第二回公判においてそれぞれ以下の有罪判決が言い渡された。同日、日本コンテンツの海外展開の促進と海賊版対策に取り組むCODA(コンテンツ海外流通促進機構)が公式サイトで伝えた。

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権利者に無断で映画のストーリー全容を詳細に文字起こしし、関連画像とともに自社が運営するサイトに掲載したとして著作権法違反の疑いで送致、起訴されていた男女4名と運営法人に対し、2026年8月3日に仙台地方裁判所で開かれた第二回公判においてそれぞれ以下の有罪判決が言い渡された。同日、日本コンテンツの海外展開の促進と海賊版対策に取り組むCODA(コンテンツ海外流通促進機構)が公式サイトで伝えた。

・会社経営者A 懲役2年、3年間執行猶予、罰金100万円
・従業員B 懲役1年、2年間執行猶予
・ライターC 罰金50万円
・ライターD 罰金30万円
・運営法人 罰金100万円

男女らは2023年11月、東宝が著作権を有する映画『ゴジラ-1.0』ほか4作品、東映が著作権を有する映画『シン・仮面ライダー』ほか2作品、KADOKAWAが著作権を有する映画『首』ほか1作品、および円谷プロダクションが著作権を有する映画『シン・ウルトラマン』について、作品内に描かれている登場人物の名称、セリフ・動作、情景、場面展開などのストーリー全体の克明な内容を権利者に無断で文字起こしし、関連画像と合わせた記事をサイトに掲載して広告収益を不当に得ていた。
サイトには把握されただけで8000作品以上の映画が掲載され、それらの最初から最後までの詳細な内容が分かるようになっていたことから、「ファスト映画」の文字版とも言える状態であった。男女らは2025年5月20日、著作権法違反の疑いで宮城県警察本部と南三陸警察署から送致され、その後起訴されていた。

7月24日に開かれた初公判において、男女らは起訴内容を認めた。また、捜査や公判を通じて、共謀して組織的に著作権侵害行為を行い、営利目的で当該サイトを運営していた実態が明らかになった。
本件は、宮城県警察本部および南三陸警察署による捜査を経て立件されたもので、法人についても著作権法違反で送致・起訴された極めて珍しい事案である。CODAは被害権利者の取りまとめなどを行い、本件の捜査に協力した。

映画などのストーリーの最初から最後までの内容を詳細に文字で掲載・公開する行為は、作品を鑑賞しなくても内容をほぼ理解できる状況を生み出し、正規サービスの利用やコンテンツに正当な対価を支払う意欲を低下させるなど、コンテンツ産業へ深刻な影響を及ぼす。これらの行為は、適法な引用の範囲を超える明らかな著作権侵害に該当するものだ。

なお、本件と同種の文字抜き出しサイトを運営し、著作権法違反の疑いで逮捕・起訴された男性に対しては、4月16日に懲役1年6カ月(執行猶予4年)、罰金100万円を併科する有罪判決が言い渡されている。また、同サイトに掲載された記事を作成していたライターの男性についても、2025年7月16日に罰金50万円の有罪判決が言い渡されている。

CODAは本件における有罪判決について、こうした悪質な著作権侵害に対する強い警鐘となり、同様の侵害行為の抑止に繋がることを期待しているとする。このようなサイトの利用は、侵害行為による運営者の広告収益を支えるだけでなく、コンテンツを創作する権利者の利益や文化の健全な発展を損なうことにも繋がる。作品は正規ルートを通じて楽しむことの重要性について、広く社会に理解が深まることが期待される。

《仲瀬 コウタロウ》

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