客席までボールの振動が届いてくる――そんな舞台を見たことがあるだろうか?
ブシロードがおくる新クロスメディアプロジェクト『ZERO RISE』から、舞台版がついに開幕。アニメ!アニメ!では一足先にゲネプロを取材した。記事の最後にはキャストコメントも掲載しているのでお見逃しなく。
■ 落ちこぼれたちのバスケ青春群像劇― “裏”ストリートバスケの世界へ
舞台は弱肉強食の競争社会。中学バスケ界のスターだったマドカはとある試合での”事故”をきっかけにすべてを失い、表舞台から姿を消した。そんなマドカに訪れた転機。
裏のストリートバスケリーグ「ゼロライズ」へと足を踏み入れ、立ちふさがる強力なライバルたちとの試合の先に見えたものとは……
■目の前はバスケコート?本物のバスケの試合がステージにある!

この舞台の一番の驚きは、実際のバスケットボールを使ったパフォーマンスだ。ドライブ、パスワーク、ピボット、スクリーン――バスケ経験者の筆者が見ても納得のクオリティで繰り広げられるバスケットのプレーシーンは迫力満載。キャストにはバスケ初心者も多くいるというが、その気配を微塵も感じさせない白熱した試合を繰り広げていく。
「ゼロライズ」のルールは、2020年東京オリンピックから正式種目に採用された3on3バスケに準じる。その最大の魅力はスピーディーな攻守の切り替わりだ。息もつかせない展開の迫力と臨場感はそのままステージに反映されていて、響くボールの音だけでテンションが上がる。

ボールがネットをくぐる音、地面につく音、キャッチした瞬間の音――これが全部バスケの試合の音そのもので、気付いたら完全にコートの世界に引き込まれていた。2.5次元舞台にあまり馴染みがない筆者でも自然と入り込めたのは、この"音のリアルさ"が大きかったと思う。
■ ストリートの空気が舞台を包む…ライブパートはペンライトで応援♪

演出全体を通じて感じるのは、ヒップホップカルチャーをベースにしたストリート感だ。プロジェクションマッピングによるグラフィックや映像、さらに音楽が世界観への没入感を後押ししてくれる。
そしてチームごとに設定されたイメージカラーにも注目。本編後のライブパートでは推しチームの色でペンライトを振れるので、観る前に予習してお気に入りのチームを見つけておくのがおすすめだ。
■あっという間の2時間…全員“推し”になること間違いなし!
まだまだ始まって間もないプロジェクトということで、ほとんどゼロ知識での観劇だったのだが……終わるころには全キャラクターが気になって仕方なかった。

とくに主人公・マドカは、影のある雰囲気と秘めた熱量が絶妙で目が離せない。ダテやマーリンとどんな経緯でチームを組んだのかなど、まだ語られていない部分も多く、これからの展開が楽しみでたまらない。他のチームのキャラクターたちも個性豊かで、結成秘話やバックグラウンドがきっとこれから明かされていくはず。舞台をはじめ、アニメ化も決定している本作。今後の展開にも目が離せなさそうだ。
舞台『ZERO RISE』ゲネプロ取材コメント

マドカ役 笹森 裕貴
ようやく本番です。約1ヶ月間バスケのことだけを考え、夢の中でもずっとバスケをしてました。
僕自身初めての表現をすることも多く、必死に稽古に臨んで参りました。
全員で一丸となり、最高の作品にするべく走ってきました。ぜひ、お楽しみに!!!!!!
ダテ役 福井 巴也
バスケ未経験の僕にとって、今回が初めての“バスケ舞台”への挑戦です。芝居はもちろん、バスケの稽古も積み重ね、UNFIXXXとして笹森裕貴さん・大友海さんに刺激をもらいながら食らいついてきました。そして、魅せるバスケットの新しい舞台が『ZERO RISE』だなと感じています!
観劇後、リアルなスポーツ観戦後のような熱さと高揚感を持ち帰っていただけるよう全力で走ります。応援よろしくお願いします!
マーリン役 大友 海
無事に稽古を終え、いよいよ本番を迎えます。
観劇してくださる皆さんが、実際にバスケの試合を観に来たような感覚になるくらい楽しんでいただける作品になったと思います。
『ZERO RISE』という作品が1人でも多くの方に届くよう誠心誠意努めて参りますので、どうか応援のほどよろしくお願いいたします!
ブリンク役 石橋 弘毅
バスケ経験者のたかみちくん・勇成に引っ張ってもらいながら、お互いの気付きをすぐ共有してカバーする。まるでバスケの試合中のような稽古期間を経て、「KINGS+HOOT」最高のチームに仕上がりました!
皆さまが観劇を終えて劇場を出た際に、スポーツ観戦後ならではの熱と充実感をお届けできるよう、精進いたします。応援よろしくお願い致します。
ミラクル役 佐藤 たかみち
とても挑戦的な作品になっています。この世界が完成した時、とんでもなく熱い戦いが目の前で繰り広げられると確信しています。ミラクルと同じく僕もバスケから一度離れ、ゼロライズでまた巡り会いました。ミラクルとはリンクする所が多くずっとワクワクしています!全力で挑戦し続けていきます!マリアージュ!!
サンシャイン役 平賀 勇成
舞台『ZERO RISE』の幕がいよいよあがります!バスケシーンも見応えがありますが、本筋のストーリーやダンス、楽曲などもとても楽しめる内容となっていると思いますので是非劇場でご観劇いただけますと嬉しいです!怪我なく最後まで気をつけて走りますのでよろしくお願いします!
ヨーク役 田原 廉
ZERO RISE、いよいよ開幕です!RumbleWing[s]、そしてteamゼロライズ一丸となって、一球入魂の気持ちで全20公演に挑みます!!
ここから始まる物語、最高のスタートダッシュを切れるように、舞台『ZERO RISE』に誠心誠意向き合っていきます!
皆さんにお会いできるのを楽しみにお待ちしています!!
ウジン役 真野 拓実
『ZERO RISE』という作品はさまざまな媒体で今後展開されていく中で、この舞台を原点として始まっていきます。
皆さまに作品を愛してもらえるよう魅力的に演じあげなきゃいけませんし、挑戦的なことも多い。
その分プレッシャーも感じますが、一つ一つ丁寧に、精一杯努めてお届けいたします。楽しんでいただけたら幸いです。
サジン役 前嶋 曜
いよいよ明日から、クロスメディアプロジェクトの舞台『ZERO RISE』が幕を開けます。
記念すべき第一弾。この作品とともに駆け上がっていけることを嬉しく思います。
スポーツ作品ならではの熱量とともに、全20公演、日々進化し続ける作品をお届けします。
ぜひ劇場で、その瞬間を見届けてください。よろしくお願いいたします。
バリスタ役 川上 将大
いよいよ、全員でゼロからのスタートを切ります。僕自身、とても胸が高鳴っています。
皆さまに愛していただける作品となるよう、“演劇で魅せるバスケ”をテーマに、座組一同、熱量をもって大切にお届けします。
ゼロから這い上がる物語――『ZERO RISE』。ぜひご期待ください。劇場でお待ちしております。
ジゲン役 君沢 ユウキ
心より信頼する制作さま、スタッフさま、キャストさま、多くの関係者の皆さまの本気を稽古場からビシビシ感じました。
原作のないところから原作を生み出す挑戦、まさにこれも、ZERO RISE。
若く輝く才能ある皆様をステージでも支えられますよう、ZERO RISE主催者・ジゲンとしてしかと努めて参ります。ご期待下さい。
■ 公演情報
舞台『ZERO RISE』
公演期間:2026年5月2日(土)~17日(日)(全20公演)
会場:飛行船シアター
(C)ZERO RISE Project.

