アニメ『エヴァンゲリオン』シリーズの30周年を飾るアニバーサリー企画の集大成として、初の30周年フェスイベント「EVANGELION:30+; 30th ANNIVERSARY OF EVANGELION」が2026年2月21日より開催された。
初日のフィナーレを飾ったのは、『エヴァンゲリオン』シリーズ初の映像とともに楽しめるコンサート「BACK TO NEON GENESIS EVA FES Ver.」だ。映像と生演奏が融合する圧巻のフィルムコンサートが、満員の観客をかつてない感動の渦へと巻き込んだ。そしてイベントの最後には、この「エヴァフェス」のみの特別映像「エヴァンゲリオン放送30周年記念特別興行」が上映された。

冒頭、ステージに登場した高橋が、『エヴァンゲリオン』のテーマ曲である「残酷な天使のテーゼ」を歌いあげると会場には大歓声が沸き上がる。聴く者の魂を震わせるようなその歌声に、会場は一気に興奮のるつぼに包まれた。

その後は、本作の音楽を象徴する鷺巣詩郎が指揮者として登壇する。『新世紀エヴァンゲリオン』のオリジナル録音メンバーであり、鷺巣とは数十年来の仕事仲間でもある渡嘉敷祐一(ドラムス)、岡沢章(ベース)、芳野藤丸(ギター)、エリック・ミヤシロ(トランペット・リーダー)をはじめ、9年公開の劇場版から録音に参加している中西康晴(ピアノ)、斉藤ノヴ(パーカッション)、小池修(サックス)らを中心に編成された「The Studio Legends Orchestra」のメンバーたちの演奏が繰り広げられた。

ハープやベース、ドラムのソロパートを交えたフェスならではの特別アレンジが施されるなど、フルオーケストラの生演奏と、劇中の名シーンが織りなす相乗効果で、会場全体を『エヴァンゲリオン』の世界へと深く引き込む。鷺巣も、ところどころで拳を突き上げるような熱のこもった大きい身振りで、オーケストラを力強く鼓舞していった。

その後も『エヴァ』を愛する者なら誰もが知る名曲の数々が次々と披露され、会場内はその音色にすっかり心奪われる。TVシリーズのエンディングテーマとなった「FLY ME TO THE MOON」では弦楽器が鳴り響く中、高橋がステージにふたたび登場。力強く、伸びのある歌声に、会場のペンライトも左右に揺れながらリズムに身を委ねていた。
続いて高橋は「サービスサービス~次回予告」パートにもゲストシンガーとして参加する。曲のクライマックスでは、鷺巣から指揮棒を託された高橋が最後に指揮棒を大きく振り下ろし、盛大に締めくくった。

アンコールでは、その高橋が再び登壇する。1997年公開の映画『新世紀エヴァンゲリオン劇場版 シト新生』の主題歌であり、『エヴァンゲリオン』シリーズを代表する楽曲のひとつ「魂のルフラン」を熱唱した。赤いペンライトが会場を彩る中、熱のこもった高橋の魂の歌声に会場は大盛り上がりとなる。曲のクライマックスでは、ふたたび指揮棒を託された高橋が大きく指揮棒を振り下ろして曲を締めくくり、会場を大いに盛り上げた。


さらに、ダブルアンコールでは林原めぐみが登場した。幻想的な演出の中、「翼をください」と「VOYAGER~名前のない墓標~」を披露する。情感豊かなピアノ伴奏と共に、祈りにも似たその歌声が横浜アリーナ全体を優しく包み込んだ。そして曲の終わりで、今度は林原が指揮棒を託され、その指揮棒を大きく振り下ろして楽曲を締めくくる。30年間の歩みを噛み締めるような感動的なフィナーレを迎えた。

「エヴァフェスVer.」として初お披露目となった「BACK TO NEON GENESIS」の感動的な余韻をそのままに、ここでステージ上では初日のフィナーレを迎える。林原めぐみ(綾波レイ役)、宮村優子(惣流・アスカ・ラングレー役)、三石琴乃(葛城ミサト役)、山口由里子(赤木リツコ役)、石田彰(渚カヲル役)、立木文彦(碇ゲンドウ役)、岩永哲哉(相田ケンスケ役)、 岩男潤子(洞木ヒカリ/鈴原ヒカリ役)、長沢美樹(伊吹マヤ役)、優希比呂(日向マコト役)、山寺宏一(加持リョウジ役)らボイスキャスト、そして庵野秀明、鶴巻和哉、前田真宏ら制作陣が勢ぞろいした。音楽と映像が融合した極上の世界を堪能したばかりの宮村や長沢が、思わず感動で涙ぐむひと幕もあった。

「EVA EXTRA 30」展示エリア&出展ブース
そしてイベントの最後にはカウントダウン映像が流れ、一秒ごとに高まる緊張感の中、「0」の合図とともにこの「エヴァフェス」のみの特別映像「エヴァンゲリオン放送30周年記念特別興行」が上映された。
約15分間にわたるこの特別興行アニメは、会場を訪れたファンだけが目撃できる限定映像として公開されたもの。上映がはじまると、それまで熱狂に包まれていた観客は一転して静まり返り、一瞬たりとも逃すまいとスクリーンに釘付けになった。上映が終了すると、興奮を抑えきれない観客から大きな拍手が起こる。その拍手はエンドロールの間中も鳴り止むことがなく、観客もずっと余韻に浸り続けている様子だった。

「EVA EXTRA 30」展示エリア&出展ブース

「EVA EXTRA 30」展示エリア&出展ブース
このほか、エヴァの“これまで”と“これから”を体現したスペシャルな企画が目白押しの会場では、多彩なステージプログラムを公演する「STAGE AREA」とセパレートで、展示周遊エリア「EVA EXTRA 30」も広がる。

「EVA EXTRA 30」展示エリア&出展ブース

「EVA EXTRA 30」展示エリア&出展ブース

「EVA EXTRA 30」展示エリア&出展ブース

「EVA EXTRA 30」展示エリア&出展ブース

「EVA EXTRA 30」展示エリア&出展ブース
『エヴァ』の世界観を全身で浴びることができる「EVA EXTRA 30」には、シリーズの歴史に触れることができる貴重な制作資料展示や来場者参加型の体験コンテンツ、周年記念グッズを中心に取り揃えるOFFICIAL STOREやファンズマーケットも用意された。

「EVA EXTRA 30」展示エリア&出展ブース
「EVANGELION:30+; 30th ANNIVERSARY OF EVANGELION」BACK TO NEON GENESIS EVA FES Ver.
日程:2026年2月21日(土)~23日(月・祝)
オンライン配信チケットも発売中
(C)カラー (C)カラー/Project Eva. (C)カラー/ EVA製作委員会


