“クリスマス”アニメといえば？【推しの子】、「ガンダム0080＆W Endless Waltz」、「巨人の星」まで…注目作をピックアップ【クリスマスツリーの日】

12月7日は「クリスマスツリーの日」です。

1886年のこの日、横浜の明治屋に日本初のクリスマスツリーが飾られたことにちなんでいます。

アニメには、クリスマスシーズンに見たくなる作品が数多くあります。聖夜の一日を舞台にしたり、サンタクロースが活躍したり、クリスマスソングが流れたりと、理由はさまざま。作品ごとに異なる魅力で、この季節を彩ります。

そこでアニメ！アニメ！では「“クリスマス”アニメといえば？」と題した読者アンケートを昨年に引き続き実施しました。11月20日から11月27日までのアンケート期間中に77人から回答を得ました。
男女比は男性約60パーセント、女性約40パーセントで、女性が少し多め。年齢層は19歳以下が約20パーセント、30代が約30パーセントでした。

■聖夜にもう一度見たい！笑って泣けるクリスマス回

今回のアンケートでは、幅広いタイトルへの投票がありました。読者コメントをピックアップしてご紹介します。

まず多かったのは、クリスマスにまつわる印象的な出来事が描かれたタイトルです。

たとえば『アイカツ！』は、アイドル養成学校でトップアイドルを目指す女の子たちを描いた物語。

『アイカツ！ 10th STORY ～未来へのSTARWAY～』ポスタービジュアル（C）BNP/AIKATSU 10TH STORY

第12話「We wish you a merry Christmas！」では、主人公・星宮いちごがクリスマスツリーを用意するために奮闘します。
「アイドルがもみの木を斧で切って、クリスマスツリーを自分で用意してしまうという、インパクト抜群のクリスマス回が忘れられません」と、衝撃的だったという声が届きました。なお『アイカツ！』はクリスマス回が恒例となっていることもあり、関連シリーズにも票が入っています。

同じくアイドルアニメである『ラブライブ！』も人気です。第2期9話「心のメロディ」では、クリスマスの時期にラブライブの最終予選が開催されます。

劇場版『ラブライブ！The School Idol Movie』（C）2015 プロジェクトラブライブ！ムービー

読者からは「大雪の影響で電車が止まってしまうけれど、生徒みんなで雪かきをして、その道を走って会場に向かうシーンが本当に好き」や「最終予選、雪が降る中で披露した『Snow halation』は名曲！」とあり、シリーズでも人気の高いエピソードです。

2026年に第3期の放送が決定した『【推しの子】』もアイドルを題材にした作品ですが、票を集めた理由は少々異なります。

「アニメの公式YouTubeチャンネルでは、クリスマスイラストの映像がアップされているからです。お祝いするキャラが毎年変わるので、今年は誰なのか気になります」と、本編以外のプロモーションに注目する読者もいました。

クリスマスならではの演出が光るタイトルも好評です。『桜Trick』は高山春香と園田優の二人がキスをきっかけに関係を深めていくラブコメディ。

8話Bパートの「桜色なクリスマス」には「クリスマスイルミネーションの中でキスをするシーンが感動的でした。特殊エンディングの『桜Sweet Kiss』も素晴らしい」と、この話数だけのEDテーマも支持されています。

複数シリーズが制作されているタイトルは、クリスマス回も多彩です。

『ちびまる子ちゃん』2期キービジュアル（C）さくらプロダクション／日本アニメーション

今年放送35周年を迎えた『ちびまる子ちゃん』は「子ども向けのゆるい町内イベントや、自宅でのささやかなパーティー、なぜかはまじの家の屋根裏で開かれた宴会など、いろいろなクリスマス回があって毎年楽しめる」と、年によって異なる“らしさ”が味わえる点が魅力として挙がっています。

『ピカチュウのふゆやすみ』は、『ポケットモンスター』のOVAで、複数作が制作されました。読者からは「クリスマスにサトシたちと離れて、ポケモンだけで過ごす姿がかわいい！」と、人間のキャラクターが顔を見せない構成だからこそ味わえる雰囲気を推す声が届きました。

『五等分の花嫁』には「第2期前半の連作エピソード『七つのさよなら』は、家庭教師を辞した風太郎を五つ子が雇い直す流れが良いし、クリスマスの夜に川に落ちた彼を助けるため、五つ子全員が躊躇せず飛び込んだのには感動しました。……真冬なので危ないですけど（笑）」と、作中屈指の名場面と絶賛。

『五等分の花嫁∬』キービジュアル（C）春場ねぎ・講談社／「五等分の花嫁∬」製作委員会

『巨人の星』は1968年に放送がスタートした野球アニメですが、第92話「折り合わぬ契約」は異色のクリスマス回です。星飛雄馬がクリスマスパーティーを企画するも、結局誰も来ないという苦い結末を迎えます。「クリぼっち回は伝説。当時は子ども心に、あんまりだと思いました……」と、涙を誘われたというコメントがありました。

また「ガンダム」シリーズにも、2作品に投票がありました。
『機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争』は1989年に発売されたOVAで、サイド6に暮らす少年・アルとジオン軍の新兵・バーニィの交流を軸に物語が展開します。

読者からは「最終回にクリスマス作戦が決行されるから。バーニィがデコイにサンタのバルーンを使うなど、クリスマスという日常と戦争という非日常が入り交じった光景が鮮烈でした」と、この作品ならではの戦闘シーンがファンの心に刻まれています。

『新機動戦記ガンダムW Endless Waltz』は1997年に発売されたOVAで、『新機動戦記ガンダムW』の続編に当たる作品。本作はクリスマスの時期を舞台にしており、「“世間はクリスマスだってのに働き者はいるもんだ”というデュオの名言が印象的」とのコメントも。TVアニメが30周年を迎えるなど、今年話題になったことが再確認できました。

下記には投票があった全タイトルを紹介します。気になった作品があれば、ぜひこの機会にお楽しみください！

■投票があった全タイトル

[“クリスマス”アニメといえば？]
『SANDA』
『School Days』
『アイカツ！』
『アイカツスターズ！』
『アイカツフレンズ！』
『アイカツオンパレード！』
『アナと雪の女王／家族の思い出』
『いつだってMyサンタ！』
『お隣の天使様にいつの間にか駄目人間にされていた件』
『ガールズ&パンツァー』
『からかい上手の高木さん』
『ご注文はうさぎですか？』
『ちびまる子ちゃん』
『トイ・ストーリー』
『ドラえもん』
『ザ・ドラえもんズ』
『とらドラ！』
『ナイトメアー・ビフォア・クリスマス』
『ニセコイ』
『ピカチュウのふゆやすみ』
『ミッキーのクリスマスキャロル』
『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。』
『ゆるキャン△』
『ラブライブ！』
『【推しの子】』
『機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争』
『新機動戦記ガンダムW Endless Waltz』
『巨人の星』
『銀魂』
『古見さんは、コミュ症です。』
『五等分の花嫁∬』
『桜Trick』
『灼眼のシャナ』
『呪術廻戦』
『涼宮ハルヒの憂鬱』
『涼宮ハルヒの消失』
『青春ブタ野郎はサンタクロースの夢を見ない』
『中二病でも恋がしたい！』
『東京ゴッドファーザーズ』
『東京リベンジャーズ』
『美男高校地球防衛部ハイカラ！』
『僕の心のヤバイやつ』
『僕のヒーローアカデミア』
『魔法少女リリカルなのはA's』
『魔法のプリンセスミンキーモモ』
『勇者警察ジェイデッカー』

（回答期間：2025年11月20日～11月27日）

そのほか募集中のアンケートテーマはコチラ！あなたの想いを教えて下さい。

https://animeanime.jp/special/1898/recent/

※本アンケートは、読者の皆様の「今のアニメ作品・キャラクターへの関心・注目」にまつわる意識調査の一環です。結果に関しては、どのキャラクター・作品についても優劣を決する意図ではございません。本記事にて、新たに作品やキャラクターを知るきっかけや、さらに理解・興味を深めていただく一翼を担えれば幸いです。