アニメ化してほしいライトノベル・小説は? 3位「おまわりさんと招き猫」、2位「魔術漁りは選び取る」、1位は…<25年上半期版> | アニメ!アニメ!

アニメ化してほしいライトノベル・小説は? 3位「おまわりさんと招き猫」、2位「魔術漁りは選び取る」、1位は…<25年上半期版>

アニメ!アニメ!では、2024年下半期に引き続き「アニメ化してほしいライトノベル・小説は?(2025年上半期)」と題した読者アンケートを実施しました。結果を発表します。

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『おまわりさんと招き猫』1巻書影(著:植原翠/イラスト:ショウイチ/マイクロマガジン社/ことのは文庫)
『おまわりさんと招き猫』1巻書影(著:植原翠/イラスト:ショウイチ/マイクロマガジン社/ことのは文庫) 全 10 枚 拡大写真

ライトノベル、小説が原作のアニメは、文字で紡がれた物語を映像で楽しめる点が大きな魅力です。

2025年は『謎解きはディナーのあとで』や『アン・シャーリー』、『怪盗クイーンの優雅な休暇』など、さまざまなタイトルがアニメ化されています。

そこでアニメ!アニメ!では、2024年下半期に引き続き「アニメ化してほしいライトノベル・小説は?(2025年上半期)」と題した読者アンケートを実施しました。6月6日から6月15日までのアンケート期間中に1087人から回答を得ました。
男女比は男性約55パーセント、女性約45パーセントで、ほぼ同数。年齢層は20代が約25パーセント、30代が約35パーセント、40代が約15パーセントでした。

目次

  • ・第1位
  • ・第2位
  • ・第3位
  • ・その他のコメントを紹介!
  • ・ランキングトップ10まで
  • ・2024年下半期結果:https://animeanime.jp/article/2024/12/20/88321.html

    ■2020年代刊行のタイトルがトップ3に!


    第1位


    1位は『不死探偵・冷堂紅葉』。支持率は約9パーセントでした。

    『不死探偵・冷堂紅葉』1巻書影 新帯(著:零雫/イラスト:美和野らぐ/SBクリエイティブ/GA文庫)
    『不死探偵・冷堂紅葉』は、主人公・天内晴麻が謎めいた転校生・冷堂紅葉と共に、学園で発生した密室殺人の真相を追うミステリーです。
    読者からは「トリックの巧妙さに加えて、ダイナミックなカーチェイスや爆発などスリル満点の展開もあり、まるで映像化を前提に書かれたような“映える”場面の充実ぶりが素晴らしい。アニメ化のポテンシャルは随一の作品だと思います」や「ヒロインの冷堂紅葉はもちろん、挿絵のないキャラクターまで個性が際立っていて、気づけば全員に愛着が湧いていました。天内くんとの関係も重めの感情でじわじわ刺さります」と、謎解き、アクション、ドラマ性が融合した物語が人気を博しています。
    さらに「作中に“読者への挑戦状”が登場するのですが、これをアニメでどう表現するのかが楽しみ。本格ミステリーならではの醍醐味も詰まった一作です」と、推理要素にも期待のコメントが寄せられました。

    第2位


    2位は『魔術漁りは選び取る』。支持率は約8パーセントで、今年4月に刊行されたタイトルがランクインしました。
    「魔術漁りは選び取る1」著/らむなべ イラスト/EEJU
    本作は、戦場でゴミ漁りをしながら生き延びてきた少年・カナタが、自らの力で運命を切り拓いていくファンタジー。「どん底から少しずつ這い上がっていく王道のストーリーが心地良く、魔法が飛び交うバトルも緊張感があります。心理描写も丁寧で、登場人物たちの葛藤や迷いまでリアルに伝わってきました」や「平凡な少年が、非凡な意志と才能で成長していく一方、純粋な心は失わない姿に励まされた」と、主人公を応援する声が目立っています。
    また「魔術滓(ラビッシュ)や失伝刻印者(ファトゥムホルダー)といった専門用語も印象的。練り込まれた世界観が、登場人物のリアリティを支えているように思いました」と、設定面の評価も高かったです。

    魔術漁りは選び取る1 (MFブックス)
    ¥1,386
    (価格・在庫状況は記事公開時点のものです)


    第3位


    3位は『おまわりさんと招き猫』。支持率は約7パーセントでした。

    『おまわりさんと招き猫』1巻書影(著:植原翠/イラスト:ショウイチ/マイクロマガジン社/ことのは文庫)
    『おまわりさんと招き猫』は、海辺の下町商店街・かつぶし町を舞台に、赴任したおまわりさん・小槇悠介と、交番に住み着いた喋る猫・おもちさんの交流を描いた日常ファンタジーです。
    「妖怪がいる世界ですが、怖さよりも温かさが胸に残ります。どのエピソードも優しさに満ちていて、心がじんわりとほぐされていくような気持ちになりました」や「決してご都合主義な展開ではないのに、幸せな気持ちになれるのが不思議です。もしアニメ化されれば、もっと多くの人を癒してくれると思います」と、穏やかなストーリーに惹かれたという感想が多数。「海辺の田舎の町、古い交番、ころころと太った猫……。どこか懐かしく、落ち着ける光景が頭に浮かびます。アニメ化で風景まで味わいたいです」と、舞台そのものに魅力を感じたという声もありました。

    ■そのほかのコメントをご紹介!


    『ウィザーズ・ブレイン』には「第1巻から20年以上の歳月を経て、ついに完結した電撃文庫の不朽の大作。脳に埋め込んだ生体量子コンピュータで物理現象に干渉する魔法士の亜光速バトルも、現代の映像技術なら再現できるはず!」。
    『砂の海のレイメイ』には「砂漠海賊レイメイの可愛さにプラスして、空に浮かぶ七つの異世界や砂の海を進むドリル潜航艇など、ギミックも満載。映像を想起させるスピード感があり、アニメで見てみたいと強く思いました」。

    『拾ったのが本当に猫かは疑わしい』には「言葉を喋る謎の生物・モドキと暮らす日々を綴った日常劇。やたら屁理屈を言うモドキにクスッと笑ってしまいます。今の猫ブームにもマッチしそう」。
    『銀の海 金の大地』には「『海がきこえる』のリバイバル上映でも話題の、氷室冴子先生による古代転生ファンタジー。淡海の国の美しい光景や、生い立ちに翻弄されながらも運命に立ち向かう主人公・真秀の生き様を見たいです」と、復刊中のタイトルにも投票がありました。

    今回のアンケートでは、ミステリー、ファンタジー、ラブストーリーなど、多彩なジャンルのタイトルがランクイン。アンケート常連のタイトルだけでなく、新作も複数上位に入っています。
    次ページのトップ20もお見逃しなく!

    ■ランキングトップ10


    [アニメ化してほしいライトノベル・小説は? 2025年上半期版]
    1位 『不死探偵・冷堂紅葉』 零雫
    2位 『魔術漁りは選び取る』 らむなべ
    3位 『おまわりさんと招き猫』 植原翠
    4位 『恋した人は、妹の代わりに死んでくれと言った。―妹と結婚した片思い相手がなぜ今さら私のもとに?と思ったら―』 永野水貴
    5位 『ウィザーズ・ブレイン』 三枝零一
    6位 『京都府警あやかし課の事件簿』 天花寺さやか
    7位 『壊れそうな君と、あの約束をもう一度』 九条蓮
    8位 『心霊探偵八雲』 神永学
    9位 『グリムコネクト』 十利ハレ
    10位 『魔剣少女の星探し 十七【セプテンデキム】』 三枝零一
    10位 『バスタード・ソードマン』 ジェームズ・リッチマン

    (回答期間:2025年6月6日~6月15日)

    次ページ:ランキング20位まで公開


    ※本アンケートは、読者の皆様の「今のアニメ作品・キャラクターへの関心・注目」にまつわる意識調査の一環です。結果に関しては、どのキャラクター・作品についても優劣を決する意図ではございません。本記事にて、新たに作品やキャラクターを知るきっかけや、さらに理解・興味を深めていただく一翼を担えれば幸いです。

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    《高橋克則》

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