2025年3月23日開催された「『薬屋のひとりごと』AnimeJapan SPステージ2025」にて、TVアニメ『薬屋のひとりごと』第35話「狩り」の主要キャストである悠木碧、大塚剛央、小西克幸、赤羽根健治、橘龍丸らが登壇。ステージではファンから人気のドキドキシーンの生アフレコが披露された。

『薬屋のひとりごと』は、シリーズ累計3,800万部突破の大人気作品だ。毒と薬に異常な執着を持つ薬屋の娘・猫猫と謎多き美形の宦官・壬氏が宮中で巻き起こるさらなる難事件へと挑んでいくという物語が描かれている。
2023年10月から放送されたTVアニメ第1期は放送直後から大きな話題を呼び、猫猫の痛快なヒロイン性はもちろん、本格的なミステリー、そして後宮内で紡ぎだされる人間ドラマは多くの共感を集めた。まさに老若男女幅広い世代から愛される作品となっている。そんな熱狂が冷めやらぬまま、2025年1月10日より第2期が放送中。玉葉妃の妊娠判明により、後宮内に渦巻き始める暗雲。そして壬氏の命が狙われた、前代未聞の未解決事件とは。謎がさらなる謎を呼び、猫猫と壬氏をさらなる難事件が待ち受けている。

AnimeJapan 2025内のREDステージで行われた「『薬屋のひとりごと』AnimeJapan SPステージ2025」では、猫猫役の悠木碧、壬氏役の大塚剛央、高順役の小西克幸、李白役の赤羽根健治、馬閃役の橘龍丸ら、3月21日にTV放送されたばかりの最新35話「狩り」での主要キャストが大集合。
イベントは悠木、大塚による第35話「狩り」の生アフレコからスタート。本作初の生アフレコかつ、放送時にも話題になった猫猫と壬氏が繰り広げるドキドキのシーンというこうことで、観客たちも息を呑みながら見守るのだった。無事終わった後は、割れんばかりの拍手に会場が包まれていく。
悠木は「めちゃめちゃドキドキしましたね」、大塚は「直近で皆さんが見ているところを演じるんだと、緊張しましたね」と話し、生アフレコを振り返った。

その後はステージ袖で2人の生アフレコを見守っていた高順役の小西克幸、李白役の赤羽根健治、馬閃役の橘龍丸が登場。本作では初のイベント登壇となった赤羽根は、「たくさんの方に来ていただいて、薬屋という作品がすごく盛り上がっているなと伝わってきて嬉しいです」と話し、同じく初となる橘は「沢山の方に愛されているのは知っていましたが、今日実際にお会いできて幸福で満たされています」と喜びを話した。

トークパートでは、第35話の注目のシーンについて語っていく。赤羽根は「洞窟のシーンがやっぱり好きですね。あのシーンの作画が非常に良い!水も滴る良い男と良い女!2人のやりとりも好きです」と、まさに生アフレコで披露されたシーンをチョイス。悠木も「人工呼吸のシーンの作画が良すぎて。今までこんなにまつ毛にハイライトが入った猫猫いました? 壬氏には、猫猫がこう見えているんだな~と嬉しくなりました」と話した。

小西は自身が演じる高順と息子の馬閃とのやり取りをピックアップし、「ようやく親子としてのやりとりができました!父としてちゃんと怒っていましたね。こうやってちょっとずつ関係性が見えてくるのが良いですよね」と振り返る。橘も「今まで上司と部下のような感じで描かれてきましたが、親子としての共演シーンがあって。一緒には収録できなかったのですが、小西さんのお芝居を沢山見てきたので、小西さんならこう演じてくれるのかなと想像しながら、楽しくアフレコさせていただきました」と感想を述べた。

そして大塚は様々な表情を見せる壬氏をピックアップし、「壬氏のお召替えが多いなと思いました。暑くて色気ダダ漏れの壬氏や、覆面の人としての服装もありましたね」と話す。
悠木は総括として、「第1期までの『薬屋のひとりごと』は、猫猫から見た後宮が描かれていたのが、第2期になってからは、猫猫じゃない人から見た世界も描かれていて、35話はそれが顕著に出ていた話数だったかなと思います」と、第2期の魅力をあげて語った。

いよいよ、3月28日には第2期1クール目の最終話が放送される。第36話で描かれる猫猫と壬氏の関係について聞かれた小西は、「もどかしい!」と一言。「次の話数で高順が自分の考えを吐露するシーンがあるのですが、高順の思いが垣間見ることができるのではないかと思います」と、注目ポイントを明かした。

大塚は「来週放送される第2期1クール目の最終話で2クール目に向けての情報が発表されます。来週放送の36話も楽しみですが、2クール目の情報もますます楽しみになる内容になっています。このあと一体どうなるの?となると思いますので、来週も最後の最後まで楽しみにしてもらえればと思います」とアピール。
最後に、悠木が「『薬屋』といえば、こつこつ積み上げてきた謎がちゃんと大謎につながるというのをみなさん1期で感じていらっしゃると思うのですが、その大謎が本当に面白いので、ぜひ楽しみにして欲しいと思います。1期よりも強化された2期を楽しみにしてください!」と第36話、そして間も無くその全貌を表す2クール目への期待を語り、イベントは幕を閉じるのだった。
【放送情報】
TVアニメ『薬屋のひとりごと』第2期
毎週金曜よる11:00より 日本テレビ系にて「FRIDAY ANIME NIGHT(フラアニ)」にて全国同時放送
放送終了後、各種配信プラットフォームでも順次配信予定
*放送日時は予告なく変更になる場合がございます。
【スタッフ】
原作:日向夏(ヒーロー文庫/イマジカインフォス刊)
キャラクター原案:しのとうこ
総監督・シリーズ構成:長沼範裕
監督:筆坂明規
副監督:中川 航
脚本:柿原優子・千葉美鈴・小川ひとみ
キャラクターデザイン:中谷友紀子
美術監督:高尾克己(ARED)(高ははしごだか)
色彩設計:相田美里
CGIディレクター:永井 有
撮影監督:鈴木麻予(T2 studio)
編集:今井大介
音響監督 はた しょう二(サウンドチームドンファン)
音楽 神前 暁・Kevin Penkin・桶狭間ありさ
オープニングテーマ:幾田りら「百花繚乱」
エンディングテーマ:平井 大「幸せのレシピ」
アニメーション制作 TOHO animation STUDIO×OLM 製作 「薬屋のひとりごと」製作委員会
【キャスト】
猫猫/悠木碧 壬氏/大塚剛央 高順/小西克幸
玉葉妃/種崎敦美(崎はたつさき) 梨花妃/石川由依 里樹妃/木野日菜
小蘭/久野美咲 子翠/瀬戸麻沙美 ナレーション/島本須美
(C)日向夏・イマジカインフォス/「薬屋のひとりごと」製作委員会