古舘春一によるバレーボールマンガ『ハイキュー!!』を小説化した『ハイキュー!! まんがノベライズ 烏野高校バレーボール部、始動』が、2025年2月21日に発売された。同作初の原作ノベライズ作品で、原作扉絵のカラーピンナップも4ページ掲載されている。
『ハイキュー!!』初の原作ノベライズとなる『ハイキュー!! まんがノベライズ 烏野高校バレーボール部、始動』は、小中学生の読者にスポーツに青春をかける登場人物の姿を通じて熱くなれる読書体験を届けたいという思いから実現に至ったもの。代表作に『恋する図書室』や『幕末レボリューション！』がある、児童書作家の五十嵐美怜が執筆した。
シリーズ第1弾となる本作では、原作マンガの1巻～3巻の内容が主に収録された。小学生時代に見た“小さな巨人”に憧れてバレーボールを始めた主人公・日向翔陽が、中学最後の試合で敗北を喫した因縁の相手・影山飛雄と烏野高校でまさかの再会。衝突しながらも次第に名コンビに成長していく彼らの熱い青春が描かれる。
バレーボールを愛する少年たちの成長や試合の臨場感、仲間との絆を、小説ならではの細やかな心理描写で表現しているのが見どころ。また、巻末にはバレーボール用語解説も収められた。本編の試合の場面と合わせて読むことで、プレイヤーたちの熱い想いを感じながらバレーボール競技そのものにも親しめる。
小説中の収録イラストは、従来の「集英社みらい文庫」作品の約4倍となる51点だ。総ふりがな付きで、小中学生読者の小説入門としても楽しめるだろう。紙面には「週刊少年ジャンプ」掲載時のカラー扉絵も、巻頭カラーピンナップとして4ページ（イラスト点数は3点）収録されている。
また『ハイキュー!! まんがノベライズ』は、今後も続編が刊行される。シリーズ第2弾は『ハイキュー!! まんがノベライズ 宿敵“ネコ”との戦いと、IH予選の始まり（仮）』、シリーズ第3弾は『ハイキュー!! まんがノベライズ IH予選、烏野VS.青葉城西（仮）』となる予定だ。
発売日などの詳細は後日、「集英社みらい文庫」の公式サイトで発表される。『ハイキュー!!』の世界を小説でじっくりと楽しめる本シリーズから引き続き目が離せない。
発売を記念して、購入者を対象にした「ハイキュー!! 特製A4クリアファイル」プレゼント企画も実施されている。書籍の帯についている応募券1枚をハガキに貼って応募すると、抽選で200名にA4サイズの特製クリアファイルが当たるので、ぜひ奮って参加してみよう。
マンガ『ハイキュー!!』を小説化した『ハイキュー!! まんがノベライズ 烏野高校バレーボール部、始動』は、税込み定価880円で発売中。
■書誌情報
書名：『ハイキュー!! まんがノベライズ 烏野高校バレーボール部、始動』
原作・絵：古舘春一
著者：五十嵐美怜
発売日：2月21日（金）
定価：880円（10％税込）
判型：新書判ソフトカバー
ページ数：260ページ（4ページのカラー口絵を含む）
ISBN：978-4-08-321894-1
集英社みらい文庫刊
（C）古舘春一／集英社
