アニメ化してほしいライトノベル・小説は? 3位「恋した人は」、2位「おまわりさんと招き猫」、1位は…<24年下半期版> | アニメ!アニメ!

アニメ化してほしいライトノベル・小説は? 3位「恋した人は」、2位「おまわりさんと招き猫」、1位は…<24年下半期版>

アニメ!アニメ!では、2024年上半期に引き続き「アニメ化してほしいライトノベル・小説は?(2024年下半期)」と題した読者アンケートを実施しました。結果を発表します。

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『おまわりさんと招き猫』1巻書影(著:植原翠/イラスト:ショウイチ/マイクロマガジン社/ことのは文庫)
『おまわりさんと招き猫』1巻書影(著:植原翠/イラスト:ショウイチ/マイクロマガジン社/ことのは文庫) 全 12 枚 拡大写真

ライトノベル、小説が原作のアニメは、文字で紡がれた物語を映像で楽しめる点が大きな魅力です。

2024年は『小市民シリーズ』や『負けヒロインが多すぎる!』、『歴史に残る悪女になるぞ』など、さまざまなタイトルがアニメ化されています。

そこでアニメ!アニメ!では、2024年上半期に引き続き「アニメ化してほしいライトノベル・小説は?(2024年下半期)」と題した読者アンケートを実施しました。11月26日から12月3日までのアンケート期間中に492人から回答を得ました。
男女比は男性約35パーセント、女性約55パーセント、無回答が約10パーセントで、女性が多め。年齢層は19歳以下が約15パーセント、20代と30代がそれぞれ約30パーセントでした。

目次

  • ・第1位
  • ・第2位
  • ・第3位
  • ・その他のコメントを紹介!
  • ・ランキングトップ10まで
  • ・2024年上半期結果:https://animeanime.jp/article/2024/06/24/85054.html

    ■2023年刊行のミステリーがトップに


    第1位


    1位は『不死探偵・冷堂紅葉』。支持率は約19パーセントでした。
    本作は謎の転校生・冷堂紅葉が主人公と共に学園内で起きた殺人事件に挑むミステリーです。

    『不死探偵・冷堂紅葉』1巻書影 新帯(著:零雫/イラスト:美和野らぐ/SBクリエイティブ/GA文庫)
    読者からは「密室トリックが巧妙! 伏線を一気に回収して謎が解ける爽快感も映像ならより高まるはず」や「作品が一本の映画のようになっているので映像化に向いていると思う。バイクのアクションシーンも映えますし」、「主人公の天内くんと冷堂さんのカプ推しです(笑)。冷堂さんとのイチャイチャが尊い」と本格的な推理はもちろん、恋愛やアクションなどさまざまな要素が人気を博しています。

    著者である零雫先生には、2024年上半期のランキング発表後にメールインタビューに答えていただき、「不死探偵・冷堂紅葉 01.君とのキスは密室で」の新帯には「アニメ化してほしいライトノベル・小説は?」2位のバッジも付けていただいていました。



    このたび、晴れて1位にランクインした零雫先生より、受賞のコメントをいただきました!

    「アニメ化してほしいランキング、ついに1位となりました!
    なんと最初のランクインは2023年の上半期……原作発売前、試し読みで1巻の半分ほどが公開されていた段階でした。
    そこからじわじわと順位が上がり、読者の皆様には根強く応援していただいて本当に感謝を申し上げます!

    まだ『不死探偵・冷堂紅葉』を読んでない! という方は
    ミステリーはネタを知ってしまうと面白さ半減……ということで、ぜひアニメ化が実現する前に原作をお読みいただけると嬉しいです!
    作品の展開に、今後もご注目くださいませ!」


    第2位


    2位は『おまわりさんと招き猫』。支持率は約12パーセントでした。

    『おまわりさんと招き猫』1巻書影(著:植原翠/イラスト:ショウイチ/マイクロマガジン社/ことのは文庫)
    海辺の下町商店街・かつぶし町に赴任したおまわりさんと、交番に住み着いた喋る猫・おもちさんの日常を描いたハートフルファンタジー。
    「海辺の風景を歩くおもちさんの姿をアニメで見たい。絶対に癒されます! おまわりさんの小槇くんも優しい声で喋るんだろうな……と想像しています」や「昔懐かしい漁港と太った猫という癒やしの組み合わせ。疲れた現代人に見てほしいアニメになりそう」、「猫が喋るってだけでもう最高! “ですにゃ”という語尾も真似したくなるのでアニメ化したら流行りそう」と、おもちさんのキュートな魅力をアニメで味わいたいという読者が多かったです。
    なお、著者の植原翠先生にも2024年上半期のランキング発表後にメールインタビューに答えていただきました。

    第3位


    3位は『恋した人は、妹の代わりに死んでくれと言った。―妹と結婚した片思い相手がなぜ今さら私のもとに?と思ったら―』。支持率は約10パーセントでした。

    『恋した人は、妹の代わりに死んでくれと言った。―妹と結婚した片思い相手がなぜ今さら私のもとに?と思ったら―』永野水貴 (著), とよた瑣織 (イラスト) TOブックス
    本作は妹の代わりに毒に満ちた異界の番人となった元令嬢・ウィステリアが主人公の恋愛ファンタジーです。
    「妹の代わりとして死地に向かう主人公の物語。ハラハラする魔物との本格バトルあり、もどかしい師弟関係の変化も楽しめます」や「不憫な主人公の健気に頑張る姿が愛おしくて一気読み! 読み返すほど細かな描写の数々や行間に新たな発見があるのが面白く、気付けば何周も読み返しています」と主人公の過酷な境遇や魔法を交えたバトルが支持されています。

    ■そのほかのコメントをご紹介!


    『京都府警あやかし課の事件簿』には「京都の風情が叙情的に書かれていて、まるで物語の中に入っているような感覚で没頭して読んでいます。あやかしや神様たちとの交流や息を飲むような戦闘シーン、人々の交流や絆なども魅力的です」。

    『後宮食医の薬膳帖 廃姫は毒を喰らいて薬となす』には「後宮の暮らしぶりを知ることができ、いろいろな事件に直面しては薬膳で病気を治していく展開の中に、ファンタジーや恋愛も盛り込まれています。アニメ化すれば繊細な心の動きもさらに伝わってくると思うので」。

    『後宮食医の薬膳帖 廃姫は毒を喰らいて薬となす』夢見里 龍 (著) KADOKAWA
    『壊れそうな君と、あの約束をもう一度』には「幼馴染という存在を最も美しく描いた小説だと思う。小説を読んでいて泣いたのは久々でした。この切なさをアニメで体感したい」。
    『名探偵夢水清志郎事件ノート』には「元大学教授で推理力は確かだが、常識は皆無の自称名探偵・夢水清志郎が怪事件の謎を解く児童向けミステリー。長らく人気のあるシリーズだし、同じ作者が原作のアニメ『怪盗クイーンはサーカスがお好き』には本作のキャラもゲスト出演していたから」とすでにアニメ化されたことのある作者の別作品にも投票がありました。

    今回のアンケートでは2024年上半期でも上位に入ったタイトルが複数ランクイン。ミステリーとファンタジーのジャンルが目立つ結果となっています。
    次ページのトップ20もぜひご覧ください!

    ■ランキングトップ10


    [アニメ化してほしいライトノベル・小説は? 2024年下半期版]
    1位 『不死探偵・冷堂紅葉』 零雫
    2位 『おまわりさんと招き猫』 植原翠
    3位 『恋した人は、妹の代わりに死んでくれと言った。―妹と結婚した片思い相手がなぜ今さら私のもとに?と思ったら―』永野水貴
    4位 『京都府警あやかし課の事件簿』 天花寺さやか
    5位 『後宮食医の薬膳帖 廃姫は毒を喰らいて薬となす』 夢見里龍
    6位 『壊れそうな君と、あの約束をもう一度』 九条蓮
    7位 『〆切前には百合が捗る』 平坂読
    8位 『死神ラスカは謎を解く』 植原翠
    9位 『乙女ゲーのモブですらないんだが』 玉露
    10位 『後宮見鬼の嫁入り』 夢見里龍

    (回答期間:2024年11月26日~12月3日)

    次ページ:ランキング20位まで公開


    ※本アンケートは、読者の皆様の「今のアニメ作品・キャラクターへの関心・注目」にまつわる意識調査の一環です。結果に関しては、どのキャラクター・作品についても優劣を決する意図ではございません。本記事にて、新たに作品やキャラクターを知るきっかけや、さらに理解・興味を深めていただく一翼を担えれば幸いです。

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    《高橋克則》

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