【推しの子】第13話でメディアミックス化の難しさが語られる…原作者と脚本家、双方の意見がぶつかるリアルな描写に「しんどいな」 | アニメ!アニメ!

【推しの子】第13話でメディアミックス化の難しさが語られる…原作者と脚本家、双方の意見がぶつかるリアルな描写に「しんどいな」

テレビアニメ『【推しの子】』第2期第2話(通算13話)が、7月10日に放送。「東京ブレイド」原作者・アビ子と脚本家・GOAのやり取りに注目が集まった。

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アニメ『【推しの子】』第2期第13話先行カット(C)赤坂アカ×横槍メンゴ/集英社・【推しの子】製作委員会
アニメ『【推しの子】』第2期第13話先行カット(C)赤坂アカ×横槍メンゴ/集英社・【推しの子】製作委員会 全 7 枚 拡大写真

テレビアニメ『【推しの子】』第2期の第2話(通算第13話)「伝言ゲーム」が、2024年7月10日放送。漫画をメディアミックス化するにあたり抱える問題が原作者・脚本家の視点から描かれ、ネット上で「しんどいな」「こっちも病みそう」と話題になった。

※以下の本文にて、本テーマの特性上、作品未視聴の方にとっては“ネタバレ”に触れる記述を含みます。読み進める際はご注意下さい。

『【推しの子】』は累計発行部数が1750万部を突破した、赤坂アカと横槍メンゴの豪華タッグが全く新しい切り口で“芸能界”を描くマンガを原作とするテレビアニメ。地方都市で働く産婦人科医・ゴローがある日、ある禁断の秘密を抱えた“推し”のアイドル「B小町」のアイと“最悪”の出会いを果たすところから運命が動き出していく。

テレビアニメ第1期は2023年4月から6月にかけて放送され、ブームを巻き起こした。作中作「東京ブレイド」の2.5次元舞台へ出演することが決定したアクア・有馬かな・黒川あかねのその後を中心とする物語が描かれる第2期が、7月3日よりスタートした。


先週放送された第1話は、作中劇「東京ブレイド」の演出が本格的で「2次元の2.5次元」「どこを見ても良すぎる」とネット上で大絶賛、話題となった。

今回の第2話では、第1話ラストに引き続き「東京ブレイド」稽古を見た漫画原作者・アビ子が「脚本を全部やり直してほしい」とバッサリ物申すとんでもないシーンから開幕。そのまま修羅場に突入するかと思いきや、回想に突入し出演者同士の初顔合わせ場面に。

早速アクアと親密に話す黒川あかねに「むっす~」と嫉妬をむき出しにする有馬かなの表情に「重曹ちゃん落ち着いてw」「かわいいい」など喜びの反応が寄せられていた。

第13話(第2期第2話)「伝言ゲーム」先行場面カット

その後時系列は戻り、「この劇の許諾取り下げます」とまで言い切り脚本に対して怒りをあらわにするアビ子が描かれる。彼女は稽古スタートまでに何度もキャラの設定や構成に意見を提示していたものの、その内容は編集者・プロデューサー・マネージャー・脚本家などさまざまな人物を経由しているため、本来の意図通り伝わらないというメディアミックス化によってぶち当たる問題が赤裸々に語られた。

ファンでは知り得ないリアルな描写に対し、「こういう話は大事」「当たり前だけど簡単じゃない」といったコメントが寄せられることに。

第13話(第2期第2話)「伝言ゲーム」先行場面カット

一方で、アビ子の厳しいダメ出しを丸ごと耳にした脚本家・GOAももちろんいい加減に「東京ブレイド」と向き合っていたわけではない。

原作を噛み砕き、限りある舞台時間の内に落とし込む脚本制作に対する苦悩、仕事に対する真摯な姿勢、そして意見を聞いた上での複雑な心境も描かれ、「しんどいな…」「こっちもツラい…脚本家が病みそうなやつだこれ」と視聴者まで苦しむ内容が展開された。

第2話「伝言ゲーム」は、ABEMAにて配信中。その他配信プラットフォームも順次配信予定。次回第3話は7月17日23時より全国35局にて放送予定だ。

(C)赤坂アカ×横槍メンゴ/集英社・【推しの子】製作委員会


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《八羽汰 わちは》

たまに絵も描く 八羽汰 わちは

はちわたわちは(回文)メディアへの憧れとゲーム好きが融合してゲームライターに。幅広く手を出すが一番好きなジャンルはJRPG。特技はヒトカラ12時間。

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