アカデミー賞ノミネート作品「ロボット・ドリームズ」11月公開! 擬人化された犬とロボットの友情描く | アニメ!アニメ!

アカデミー賞ノミネート作品「ロボット・ドリームズ」11月公開! 擬人化された犬とロボットの友情描く

「第96回アカデミー賞」で長編アニメーション映画賞にノミネートされたアニメ映画『ロボット・ドリームズ』が、2024年11月より公開されることが決定した。これに伴い特報とティザービジュアルが公開。ギレルモ・デル・トロ監督から推薦コメントも到着した。

ニュース アニメ
注目記事
『ロボット・ドリームズ』ティザービジュアル(C)2023 Arcadia Motion Pictures S.L., Lokiz Films A.I.E., Noodles Production SARL, Les Films du Worso SARL
『ロボット・ドリームズ』ティザービジュアル(C)2023 Arcadia Motion Pictures S.L., Lokiz Films A.I.E., Noodles Production SARL, Les Films du Worso SARL 全 4 枚 拡大写真

「第96回アカデミー賞」で長編アニメーション映画賞にノミネートされたアニメ映画『ロボット・ドリームズ』が、2024年11月より新宿武蔵野館ほかにて公開されることが決定した。これに伴い特報とティザービジュアルが公開。『シェイプ・オブ・ウォーター』などで知られるギレルモ・デル・トロ監督から推薦コメントも到着した。

『ロボット・ドリームズ』ティザーチラシ裏

『ロボット・ドリームズ』は、「第96回アカデミー賞」で長編アニメーション映画賞にノミネートされる快挙を成し遂げたほか、「アニー賞」、「ヨーロッパ映画賞」、「ゴヤ賞」など世界の名だたる映画賞を感動の渦に巻き込んでいるアニメ映画だ。1980年代のニューヨークを舞台に、一人ぼっちの主人公・ドッグがロボットとの友情を深めていく。

監督を務めたのは、2012年に手掛けた『ブランカニエベス』が「第27回ゴヤ賞」にて作品賞を含む最多10部門を受賞した、スペインを代表する名匠パブロ・ベルヘルだ。アニメーション映画へは初挑戦ながら、サラ・バロンのグラフィックノベルを基にシンプルながらも切なくも温かい傑作として結実させた。『シェイプ・オブ・ウォーター』で「アカデミー賞」作品賞などを受賞したギレルモ・デル・トロ監督は、「美しく、想像を遥かに超え、そして温かい」との称賛コメントをおくる。

このたび公開された特報では人間のように動物が生活する世界、ニューヨークの街で一人暮らす主人公・ドッグが、電子レンジで調理する様子からスタートしていく。“チン”という音が部屋にこだまするほどの静けさと暗闇の中で、ドッグがおもむろにブラウン管のテレビのチャンネルを回していると、目を引く通販番組が放映されていた。

ジャズピアノの音色に乗せて宅急便で届いたのは、何とロボット。ドッグは自ら組み立てたロボットと共に暮らすことになった。ぴょーんと大ジャンプをしている瞬間や、証明写真機で記念撮影を楽しみ、ブルックリン橋を望むベンチで仲良くちょこんと座っている様子などが映され、彼らが良きパートナとして行動していることが確認できる。“犬とロボットが仲良し!”ということが一目で分かり、ワクワク、ドキドキの展開が予見できる、魅力にあふれた仕上がっている。

併せて届いたティザービジュアルでは、なかよしぶりが表現され、キャッチコピーとして「その出会いに世界中が恋をした」というメッセージが添えられた。メイン写真でも親密な間柄とほっこりする世界を写し出している。なお本編では、アース・ウインド&ファイアーの名曲「セプテンバー」に乗せて、世界観を彩りよく表現していくようだ。

「第96回アカデミー賞」で長編アニメーション映画賞にノミネートされた、スペインを代表する名匠パブロ・ベルヘルによるアニメ映画『ロボット・ドリームズ』は、2024年11月より新宿武蔵野館ほかにて公開される。「アカデミー賞」の受賞結果とともに本作に注目だ。


『ロボット・ドリームズ』
11月 新宿武蔵野館ほか 全国ロードショー

<受賞>
第96回アカデミー賞 長編アニメーション映画賞 ノミネート
第51回アニー賞 長編インディペンデント作品賞 受賞
第76回カンヌ国際映画祭 正式出品
ヨーロッパ映画賞 長編アニメーション映画賞 受賞
アヌシー国際アニメーション映画祭 コントルシャン部門 作品賞 受賞
ゴヤ賞(スペイン・アカデミー賞) 脚色賞|長編アニメーション映画賞 受賞
シッチェス・カタロニア国際映画祭 観客賞 受賞
フェロス賞 コメディ映画賞|作曲賞|最優秀ポスター賞 受賞
フォルケ賞 アニメーション映画賞 受賞
ネバダ映画批評家協会賞 長編アニメーション映画賞 受賞
トロント映画批評家協会賞 長編アニメーション映画賞 受賞
プチョン国際アニメーション映画祭 観客賞 受賞

<コメント・映画評>
美しく、想像を遥かに超え、そして温かい
――ギレルモ・デル・トロ(映画監督/『シェイプ・オブ・ウォーター』)

極上のアニメーション体験
――RENDY REVIEW

今年最高の一本
――THE FILM STAGE

オープニングからエンディングまで全てが愛おしい
――FILMBOOK

<クレジット>
監督・脚本:パブロ・ベルヘル
原作:サラ・バロン
アニメーション監督:ブノワ・フルーモン
編集:フェルナンド・フランコ
アートディレクター:ホセ・ルイス・アグレダ
キャラクターデザイン:ダニエル・フェルナンデス
音楽:アルフォンソ・デ・ヴィラジョンガ
2023年|スペイン・フランス|102分|カラー|アメリカンビスタ|5.1ch|原題:ROBOT DREAMS|字幕翻訳:長岡理世
配給:クロックワークス

(C)2023 Arcadia Motion Pictures S.L., Lokiz Films A.I.E., Noodles Production SARL, Les Films du Worso SARL

《仲瀬 コウタロウ》

特集

この記事の写真

/
【注目の記事】[PR]