スタジオジブリ「君たちはどう生きるか」日本初の“ゴールデン・グローブ賞”アニメーション映画賞受賞！鈴木敏夫Pからコメントも

スタジオジブリ作品『君たちはどう生きるか』（現在公開中）が、日本映画初の「第81回ゴールデン・グローブ賞」アニメーション映画賞を受賞。これに伴い、スタジオジブリの鈴木敏夫プロデューサーからコメントも到着した。

『君たちはどう生きるか』は、宮崎駿監督の10年ぶりとなる最新作だ。
声優として山時聡真、菅田将暉、柴咲コウ、あいみょん、木村佳乃、木村拓哉、大竹しのぶ、竹下景子、風吹ジュン、阿川佐和子、滝沢カレン、國村隼、小林薫、火野正平といった俳優陣が参加して話題に。

英語版吹替では、クリスチャン・ベール、デイブ・バウティスタ、ジェンマ・チャン、ウィレム・デフォー、カレン・フクハラ、マーク・ハミル、ロバート・パティンソン、フローレンス・ピューらが参加しており、2023年11月22日からニューヨークおよびロサンゼルスの4館にて先行上映が開始され、アメリカでの宮崎監督作品の劇場平均興収として過去最高成績を記録。

そして12月8日からアメリカとカナダの2205館で公開となり、公開初日から3日間のオープニング興収（先行上映含む）で約1297万ドル（約18.8億円）を記録し、日本映画オリジナル作品としては初となる北米週末興行収入ランキング第1位を獲得した。
このほか、台湾、韓国、フランス、メキシコ、イギリス・アイルランド、イタリアなど世界各地でも大ヒットを記録している。

これまでに、「第48回トロント国際映画祭」で“邦画として初”かつアニメーション作品として“世界初“のオープニング上映作品に選出されたほか、「ニューヨーク映画批評家協会賞」Best Animated Filmや「ロサンゼルス映画批評家協会賞」Best Animation、「ボストン映画批評家協会賞」Best Animated Filmにも輝き、小レースにおいても大きな注目を集めてきた本作だが、この度「第81回ゴールデン・グローブ賞」アニメーション映画賞を受賞。
スタジオジブリ作品としては2013年公開の宮崎駿監督作品『風立ちぬ』が外国語映画賞にノミネートされたが、日本映画がアニメーション映画賞に輝くのは初の快挙である。

＜以下、コメント全文掲載＞

スタジオジブリ　鈴木敏夫プロデューサー

「君たちはどう生きるか」の受賞の知らせを聞いて、本当にうれしく思います。
歴史あるゴールデン・グローブ賞で、ジブリ作品が賞を頂いたのは初めてのことなので、格別な気持ちです。
日本では年初以来、地震や事故などの痛ましいニュースが相次ぎました。被災地では未だ救助を待っている方々が数多くいらっしゃるという報道を聞くと、やり切れない思いで一杯になります。そんな中で受賞という明るいニュースは、少しでも皆さんに笑顔を届けることができるでしょうか。