小野賢章&花江夏樹が熱いメッセージ! シンガポール発のロボットバトル映画「メカバース」上映会レポ | アニメ!アニメ!

小野賢章&花江夏樹が熱いメッセージ! シンガポール発のロボットバトル映画「メカバース」上映会レポ

シンガポール発のロボットバトル映画『HEAVENS -THEBOY AND HIS ROBOT-』 が、『メカバース:少年とロボット』の邦題で11月17日に日本公開を迎える。10月15日、その完成披露上映会が東京の新宿バルト9で実施され、吹替声優の小野賢章と花江夏樹やRICH HO監督らが登壇した。

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映画『メカバース:少年とロボット』完成披露上映会(C)2023 Heavens Pte Ltd All Rights Reserved
映画『メカバース:少年とロボット』完成披露上映会(C)2023 Heavens Pte Ltd All Rights Reserved 全 7 枚 拡大写真

シンガポール発のロボットバトル映画『HEAVENS -THEBOY AND HIS ROBOT-』が、『メカバース:少年とロボット』の邦題で11月17日に日本公開を迎える。10月15日、その完成披露上映会が東京の新宿バルト9で実施され、吹替声優の小野賢章と花江夏樹やRICH HO監督らが登壇した。

RICH HO監督が一人七役を務め、11年間かけて制作されたシンガポール発のロボットバトル超大作である本作。そのワールドプレミアを迎えた当日、舞台挨拶は監督への温かい拍手と共に幕が開けた。

監督の熱い想いで作られた本作で、主人公のカイ役を演じた小野は「僕らは出来上がった作品に声を当てる作業なので、関わっている日数としては短いのですが、収録現場にも RICH HO 監督がいらっしゃっていて。プレッシャーは感じつつも、監督の熱意と情熱を感じ取ってアフレコに臨むことができました。なので、本作を皆様に観ていただけることが本当に嬉しいです」と本作の出演への想いを語る。

続けて、カイの相棒であるロボット・リトルドラゴンを演じた花江は、前日に小野と改めて本作を観返していたと明かす。「二人で映像の迫力がすごいねとは話していたんですが、その中でもやっぱり11年間の重みを感じるとより見どころがあるなと。二人のやりとりがかわいいねとか話しながら観ていました」と話し、続けて「監督(が演じた大尉役)の吹替に津田(健次郎)さんを使っているのはずるいなと思いました。めちゃくちゃかっこいい声でしたね」と会場の笑いを誘った。

完成披露上映会

初めて二人の声を聞いた時の印象を聞かれた監督は、「初めて聞いた時は、ガンダムと炭治郎の声優がまさか担当してくれるなんてと信じられませんでした。この映画を完成させること自体が夢だったのですが、こんな豪華声優陣と超ときめき宣伝部の皆さんが映画に関わってくださって、本当に夢以上のことを実現することができました」と、日本の吹替キャストをはじめとしたスタッフたちへの感謝の気持ちを表し回答する。

そして、本作を日本で世界初公開するということについて「昔からテレビを制限されて育ってきたのですが、毎週土曜日は『ウルトラマン』を見て育ちました。また、13歳の時に『ドラゴンボール』の漫画に出会い、『マクロス』シリーズも本当に大好きでした。私にとって日本とは、夢とたくさんの情熱、イマジネーションが集う場所です。いつか私が映画を作ったら、私にたくさんの夢を与えてくれた日本の人たちに観てもらいたいと思い続けていました。本日夢が叶いました。ありがとうございます」と述べた。

完成披露上映会

次に、主人公カイが夢を諦めそうになった時に、相棒であるリトルドラゴンの応援によって支えられ夢に向かって努力し続けるという本作のストーリーにちなんで、「困難なことに対面したときどうやって乗り越えますか?」という質問がなされた。

小野は「焦らないようにします。ゆっくり時間をかけて向き合っていくようにします。でも一人では抱えきれないなと感じた時は、花ちゃん(花江)に言いますね」と回答する。花江がすかさず「昨日の深夜も、本作を観返そうと思ったらパスワードがわからないって連絡が来たんですよね。そこからオンライン通話で一緒に鑑賞しました」と明かし、プライベートでも交流が深い二人の仲良しなエピソードを披露した。

一方で、花江にとって相談する相手は「家族」とのことで、花江にとって小野は「普段は頼れる先輩だが、友達みたいにくだらない話をする関係」だとコメントする。まさに、本作のカイとリトルドラゴンのバディのような関係を垣間見る話題となった。

また、本作のグローバル主題歌「Sora」の歌唱を担当している超ときめき宣伝部の辻野は「私自身も夢に向かっている途中なので悩むこともあるんですが、そういう時はメンバーの笑顔だったりとか、応援してくれるファンの皆さんの支えでいつも乗り越えることができています」と、メンバーとファンへの愛がこもった回答を話す。続いて、超ときめき宣伝部の杏は、本作のグローバル主題歌に決定した時の気持ちを聞かれると「すごく嬉しかったんですけど、実感が湧かなくて。日本だけじゃなくて世界中の人に聞いてもらえると言うのは本当に光栄なことだと思いました」と素直な気持ちを語った。

完成披露上映会

実は、これまでの楽曲にここまでバラード調の曲がなかったとのこと。「私たちにとって挑戦となる部分もあったんですが、レコーディングの際に宅見さんが直接ディレクションしてくださって。それぞれの個性を大切にしていただけたので、全力で臨みました。(エンドロールで流れる曲なので、)私たちの曲を聴いて、また映画の余韻に浸っていただけると嬉しいなと言う思いで心を込めて歌わせていただきました」ともコメントした。

そして、そのグローバル主題歌の作曲とプロデュースを担当した宅見は「RICH HO 監督に曲のイメージをお伺いしたら、壮大なバラードで、泣けるような力強い曲が良いとおっしゃっていました。そして超ときめき宣伝部さんの歌を聴いて、その二つをどのように融合されるかを意識して、この映画をより感動的なものにできるような作曲を意識しました」と作曲の原点を明かす。

グローバル主題歌の作詞と本作のエグゼクティブプロデューサーを担当している中臺は、「昨年宅見さんがグラミー賞を受賞された時に、ちょうどどの瞬間を真後ろで拝見していまして、すごく感動しました。また、とき宣さんのライブも何度か拝見していて、その表現力とパフォーマンス力に圧倒されていたので、この二つを混ぜたら面白そうだな、と思ったのが始まりです」と、超ときめき宣伝部と宅見の起用についての裏話を披露した。

完成披露上映会

そんな超ときめき宣伝部の主題歌について、花江は「もう、ときめきましたね」、小野も「目が合わせられないですね。ときめきすぎちゃって」と冗談を交えながらコメントする。さらに花江は「作品を観終えた後に感じているものが歌になっているので、余韻にすごく浸れるなと思いました」と述べ、小野は「すごく壮大で、世界観の大きさにマッチしているなと。バラードですが、聴いた後に明るい未来が待っていそうな曲だなと感じました」と感想を語った。

次にRICH HO監督は、この映画のスローガンとして「1 movie 2 Stories」と掲げていることを話した。そのスローガンについて「主人公カイと相棒リトルドラゴンの物語が映画の中の一つのストーリーとしてありますが、もう一つのストーリーが実は込められています。おそらく皆さんも直面したことがある、夢を失ってしまったり、周りの人に否定されたり、毎朝不安や恐れを感じる時に、それでも頑張ろうと突き進むというものです。このストーリーは、どんな職業にかかわらず皆さんに通じるものだと思います。私も11年間かけてここまで来ましたが、私にできるなら皆さんにもできると信じています」とコメント。監督自身が歩んできた11年間の旅路について並々ならぬ想いを語ると共に、全ての夢を追う人々へ熱いメッセージを届けた。

完成披露上映会

最後に、本作を楽しみにしている人へ、小野は「監督の情熱・熱意、そして困難な道でも夢を叶える力というのがこの映画にはたくさん詰まっております。皆さんもこの映画から一歩前進する勇気を感じ取っていただけると嬉しいです」と呼びかける。花江は「こうして監督が11年かけて作り上げてきたものに声を吹き込めるのは光栄なことですし、本当に力のこもった作品を皆さんに観ていただきたいなと思っています。実は(小野)賢章さんとバディという役で共演することはなかったのでそれも嬉しかったです。これからもたくさんの方にこの映画の想いを繋いでいただけたらと思います」と語った。

そしてRICH HO監督は、「不可能と思ったことも実現できるということを、皆さんがこの作品をみて、周りの人々に伝えていっていただきたいと思っています。また、皆さん自身も、諦めなければ夢は叶うという強い気持ちを受け取って、劇場を後にしてくれたら嬉しいです」とメッセージを送り、舞台挨拶を締めくくった。

シンガポール発のロボットバトル超大作『メカバース:少年とロボット』は、11月17日より全国公開される。


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映画『メカバース:少年とロボット』

プロデューサー・監督:RICH HO/制作年:2023 年/制作国:シンガポール/上映時間 97 分

(C)2023 Heavens Pte Ltd All Rights Reserved

《仲瀬 コウタロウ》

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