映画「デジモンアドベンチャー02」釘宮理恵に求められたのは“人間離れした可愛さとスペシャル感” 「デジフェス2023」公式レポート

『デジモン』の夏の祭典「デジフェス2023」が、2023年7月30日に東京都「ステラボール」にて開催。今回、映画『デジモンアドベンチャー02 THE BEGINNING』（10月27日ロードショー）のキャストや、シリーズの楽曲アーティストらが登壇した同イベントの公式レポートが到着した。

『デジモン』は、1997年に発売された携帯ゲーム『デジタルモンスター』を原作に、1999年に映画『デジモンアドベンチャー』が公開、同年TV放送がスタートしたアニメシリーズ。
最新作『デジモンアドベンチャー02 THE BEGINNING』では、“選ばれし子どもたち”誕生の裏に秘められた悲しくも優しい真実が描かれる。

「デジフェス2023」では、キャストより片山福十郎（本宮大輔役）、ランズベリー・アーサー（一乗寺賢役）、朝井彩加（井ノ上京役）、山谷祥生（火田伊織役）、榎木淳弥（高石タケル役）、野田順子（ブイモン役）、高橋直純（ワームモン役）、遠近孝一（ホークモン役）、浦和めぐみ（アルマジモン役）、松本美和（パタモン役）、徳光由禾（テイルモン役）、緒方恵美（大和田ルイ役）、釘宮理恵（ウッコモン役）。
アーティストより宮崎歩、AiM、太田美知彦。
スタッフより飯田里樹（音響監督）、下村英里（東映アニメーションプロデューサー）、松井伸太郎（音楽プロデューサー）らが登壇した。

＜以下、公式レポート＞

満員大御礼の中、カウントダウンVTRで観客のテンションは爆上がり。今回は残念ながら、八神ヒカリ役のM・A・Oと田口智久監督が欠席ということが告げられると、片山福十郎は「ヒカリちゃ～ん！ 大丈夫か～！ デジフェス2023全力で盛り上がろう！」と本宮大輔役になりきって元気に声を上げて、野田順子もそれに続いてブイモンとして「みんな元気か！ 久しぶりだな！」と観客に呼び掛けるように挨拶した。
昨年夏に行われた「デジフェス2022」には『デジモンアドベンチャー02』からは片山と野田のみが代表として参加しており、『デジモンアドベンチャー02』のメインキャストが集合するのは「デジフェス2019」以来4年ぶりとなる。

今昔トーク＆クイズコーナーでは片山はオーディション時を振り返り「オーディションの際には色々と考えてシリーズを観直して臨んだけれど、監督からの『片山君らしさでやってほしい』という一言で自信を持ってやれた気がする」と回想。野田は最初の収録での一言目のセリフについて「ブイモンとしての最初のセリフは『やった！ やった！ デジメンタル開いたー！』でした。オーディションでも同じセリフを言いました」と明かした。ホークモン役の遠近孝一は「オーディションには女性も参加していらしたので、自分としては女性にはできないホークモンをやろうと思った。意識したのはダサカッコいいです」と裏話を打ち明けていた。

さらに『デジモンアドベンチャー02 THE BEGINNING』のメインビジュアルや本予告を初公開。客席から歓声が上がると「今日一番の歓声が聞こえた！」と大喜びのキャスト陣。片山は「やはり『デジモン』といえば楽曲！冒頭に流れたハッピーバースデーソングも気になる！ 映画ならではのカッコいいシーンや印象的なシーンも盛りだくさん。絶対にいい映画になっているので、皆さん観に来てください！」と胸を張った。
野田も「『デジモンアドベンチャー LAST EVOLUTION 絆』にはなかったものがあります！そこも見どころの1つ！」とアピール。

朝井彩加は「『デジモンアドベンチャー02』らしい雰囲気が詰まっていて、みんなで進んでいくチームワーク感が大人になってもみられるのが良い」とすっかりお気に入りで、榎木淳弥は「ワチャワチャ感があってほのぼのしているのもいい。みんなでラーメンを食べるシーンはディレクターから褒められました」と手応え十分。ランズベリー・アーサーは「映画公開後に改めて『デジモンアドベンチャー02 THE BEGINNING』の喋り場的な討論会をやりたい！」と提案して観客から拍手喝采を浴びていた。

スタッフトークコーナーには緒方恵美、釘宮理恵、飯田里樹音響監督、下村英里プロデューサーが参加。下村プロデューサーが「今作は『デジモンアドベンチャー02』だからこそ描けるストーリーであり、ルイとウッコモンという新キャラが現れることで、大人になった『デジモン』ファンの方々が映画を観て新しく感じるものがあるというのも見どころ」とアピール。

飯田音響監督は緒方の起用について「4歳と20歳の幅を演じるには繊細な芝居が必要。しかもお客さんに嫌われない声がいい。田口監督に相談したら『緒方さんでいいじゃん？』となった」と解説し、釘宮については「人間離れした可愛さと特別なデジモンというスペシャル感が欲しかった」と狙いを説明した。一方、オーディションを経て大和田ルイ役を得た緒方は「ルイの4歳から20歳までを演じるというふり幅の大きい役だけれど、これはチャンスだと思った」とやり甲斐を感じたと語った。

また、夜公演でのスタッフトークはアーティストの宮崎歩、AiM、太田美知彦、松井伸太郎音楽プロデューサーが登壇した。
キャスト陣によるオリジナル朗読劇『デジフェス昼公演　花火大会チケット大争奪戦！』を行い、最後は毎回大盛況のライブコーナーを実施。デジモンシンガーの宮崎歩が「Break up!」、「Beat Hit!-THE BEGINNING Ver.-」、太田美知彦「未来へのメッセージ-2023 Arrange Ver.-」、さらにAiMは「スタンド・バイ・ミー～ひと夏の冒険～-2023 Arrange Ver.-」と、本作のエンディングテーマに決定した「Various Colors」を歌い上げオーディエンスのボルテージを最高潮にまで盛り上げた。

ラストはキャスト陣も登場しての「僕らのデジタルワールド-Short Edit-」「ターゲット～赤い衝撃～」熱唱で大団円。緒方は「デジモンを愛している方々はもちろんのこと、デジモンを知らない方々が観ていただいても心に刺さる映画になっています。10月27日の公開を楽しみにしていてください！」と呼び掛けて、片山も「本日は本当にありがとうございました！全力で走り抜けて熱い一日になったのではないかと思います。この場にいる楽しいみんなと一緒に作り上げた作品です。胸を張って『楽しみに劇場に観に来てください！』と言える映画になりました！」と充実した表情で大ヒットを祈願していた。

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